今週のお花

1月20日から二十四節気の「大寒」に突入。この時期が終われば、新しい春を迎えることになります。今週は季節を先取りして春を感じさせてくれるお花が届きました♪

鍼灸大仙堂の室内はお花やその他の設え、窓からの日差し、時には患者さんとして来られるお子さんのかわいい声などで、とってもあたたかい空間となっています!(よね?)

窓から見える古墳は。。。

1月21日撮影

落ちるべき葉っぱは全て落ちてしまった感じです。その分、樹木の足元に太陽の光があたり、土の中では春の準備中。

本当に春が待ち遠しいですね。こんな時期にオススメの飲食物をご紹介いたします。

【上段】かぶらは五臓を補い、また気をめぐらすと言われています。私はかぶら蒸しにしていただきました。大根も気のめぐりをよくして胃腸の働きをたすけてくれます。よって日野菜も同じグループに入るかなと思っています。

【下段】お茶も気をめぐらしてくれます。美肌にいいらしいと言われている白茶と紅い牡丹の花を目でも愛でながらいただくのは気持ちがゆったりする時間となります♪

寒いとぎゅっとなりがちですが、時々自分のためにゆったりする時間をもつようにしたいですね。【鍼灸大仙堂治療家:熊本 和】

二十四節気 大寒

おはようございます。
治療家の池田玲子です😊

寒いですね!

本日 1月20日は「大寒」

二十四節気の二十四番目、最後の節気です⛄

「小寒」から「立春」までの30日間を「寒の内(かんのうち)」といい、大寒はその真ん中にあたります。



一年中で最も寒い時季ですが、「寒の内」に汲んだ水を「寒の水(かんのみず)」と呼び、昔から、寒の時期に汲んだ水には霊力が宿ると考えられてきました。

「寒仕込み」「寒造り」といって、味噌や日本酒などの仕込みも、この寒い時期の水を使って行われるそうです🍶

二十四節気は「立春」で始まり、「大寒」で終わる🌸❄

私は寒いのは苦手ですが、大寒が過ぎると、少しずつ陽の光に暖かさが増して静かに閉ざされていた世界の蓋(ふた)がゆっくり開かれていくような、、そんな感覚になれるこの季節の空気は好きです☺️
蓋(ふた)のあるものに惹かれます。

昔から、気が付くと、いつのまにか蓋物の器が増えています😁

何かを入れる目的ではなく集めてしまっているので、ほとんどの器の中には何も入っていません💦

ただ、蓋がある、、ということに何か神秘的なワクワクするような不思議な魅力を感じてしまうのです。

蓋を開いた先に新しい世界が広がっていくような、 、まさに今の季節のイメージにぴったり✨
これは、ほんの一部。 蚤の市でゲットした物、中国の茶壷、奈良で見つけた塩壷 などなど、 、飾るためだけに増えていく蓋物たち❣️
四天王寺さんの蚤の市で出会って一目惚れ💕 どこかアジアの香りがします。 
蓋を開けると、未知の世界が覗けそう👀 ワクワク✨

【 大仙堂治療家 池田玲子 】

今週のお花

水仙、ガーベラ、マトリカリア、スターチス、菊、ドラセナ、スプレー菊
今週の、やまかつイチ押し「佇まい系」のお花は、水仙です!90度に曲がった茎から、人の顔と見合わせるように、咲いています。

あけましておめでとうございます。
そして、皆さんこんにちは。やまかつです。
昨年末まで治療家として在籍されていた米田先生の代わりに、2022年からは私が仲間入りすることになりました。その週のお花や二十四節気の紹介もしつつ、自由気ままにツラツラと書いて行きたいと思います。

※因みに。米田先生は兵庫県神戸市垂水区にお住いがあり、ご自身の治療院に専念されるために2022年から大仙堂での治療家は一旦離れることになりましたが、毎月開催されている内輪での勉強会には出席されております。ですので、どこかで米田先生の匂いが残っているかも。。クンクンしてみて下さいね。

そんな感じで、これから宜しくお願い致します。
ほな。

やまかつ

2022年2月 診療日

お正月恒例、着物を着ての百人一首大会!

全て、完全予約制・治療家指名制となっております。
必ずお電話にて事前にご予約下さい。

[珈琲 クラス in 鍼灸 大仙堂]
2月13日(日)10時~12時 上級5
2月13日(日)14時~15時30分 基礎4
Instagram:coffee.class.in.daisendou

[Yoga Class in 鍼灸 大仙堂]
2月8日(火)10:00〜12:00
2月26日(土)18:00〜20:00
Instagram:鍼灸玲音堂

春の七草

こんにちはー

今週のお花はお休みでして、来週よりアップいたします。 

さぁ、明日1/7は 七草粥を食べませんか? の日ですね。

わたくしごとですが、長年飲食、調理に携わっておりましたが去年、一昨年に初めて七草粥をいただきました!(笑)
あんなにシンプルなのに、なんであんなに美味しいんでしょうね?
竹輪きゅうりのようにめちゃシンプル、なのに…

う、うまい……

過去の自分よ、損しているぞと言うてやりたい。

そんな事はさておき、
七草粥のこの日はなんやねん?と申しますと、

人日(じんにち)の節句という日でして、 

この朝に 春の七草、餅を塩粥として食すことで一年の無病息災を願う慣わしだとか。
そのほか、年末年始の暴飲暴食で弱った胃腸を休める日とも言われてたり。
(現代人の多くはこれですかね?😅)

で、上述の春の七草には何があるか?

「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」
(ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはかぶ、スズシロは大根)

ん?植物に関してあまり知らないですが、子どもの頃の記憶にある名が多い!

多くはそこら辺に生えてる植物では?とお思いの方もいらっしゃるはず!
(※ゴギョウは全く初耳、別名のハハコザもどうも初めまして🙇‍♂️)

では、それぞれの情報をどうぞー✋

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芹(せり)

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シロネグサとも呼ばれる高さは30㎝ほどの湿地帯植物で地下茎を伸ばします。競る(せる)ように群生するところから「セリ」という名がついた。


薺(なずな)

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高さ20~40㎝ほどになるナズナは、アブラナ科の二年草です。語源は諸説あります、夏になると枯れてしまうことから「夏無」。
大きくなって花芽が伸びると「ぺんぺん草」としてよく親しまれています。


ごぎょう(ハハコグサ(母子草))

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オギョウともゴギョウとも呼ぶこの草はハハコグサのことで、冬はロゼッタ状に葉が伸びます。春に生長すると20~30㎝になり、黄色く丸みのある花をつけます。うっすら起毛していて、さわり心地がとてもよい葉です。


ハコベラ(コハコベ (小繁縷))

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アサシラゲとも言います。
10~20㎝ほどの小さな草で、古くから食用として親しまれていて、現在でも鶏などの餌として使われていたりします。小さいながらもマーガレットのような白と黄色の花はかわいらしく、けなげな感じです。そのけなげな印象とは裏腹に繁殖力が大変強く、畑などでは注意が必要です。


ほとけのざ(コオニタビラコ(小鬼田平子))

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いわゆる雑草のホトケノザ(シソ科)ではなく、コオニタビラコというキク科の二年草です。水田に生え、若い葉を食用にします。タンポポなどのようにロゼット状に葉が広がるため、仏様の座に見立てて「仏の座」と呼んだそうです


すずな(かぶ(蕪))

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アブラナ科の二年草で、カブラ、カブラナと呼ばれます。肥大した根部分がよく食べている野菜のカブです。すずなは菘や鈴菜とも書きます。鈴菜は花が鈴に似ていることなどが語源になっているようです。


すずしろ(だいこん(大根))

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アブラナ科の二年草で、蘿蔔や清白とも書きます。ダイコンのことです。カブと同じく肥大した根を食用にします。花は紫か白で、形状はカブの花にも似ています。

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いやぁー全然そこらへんの草でもあり、そうでもなかったり😁
白と緑色オンリー、これにお粥、お餅を合わせても、白!ないしは桃色、草餅の緑色!?
まさに雪(冬)から芽吹く草木(春)を連想させる逸品!!

ところでなぜ七草がゆなのかと申しますと、

七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うと言われたため、無病息災を願って食べられています。
七草の種類や、食べる日にち、調理方法(おにぎりにするなど)は地方によって様々。
調理方法に関してはこの七草をまな板の上で音を立てながら刻む回数まで決まっていたとか!?

この七草は和製ハーブの先駆けと言っても過言ではない!?(知らんけど)

  • せり 鉄分豊富で増血作用、整腸作用も期待できる
  • なずな 熱を下げ、尿をよく出してくれるなどの効能
  • ごぎょう 咳、痰、喉の炎症、利尿、むくみに効果
  • ハコベラ タンパク質、ミネラルなどが豊富で古くから民間の薬草として使用
  • ほとけのざ 胃腸を整え、高血圧予防に効果
  • スズナ 便秘、胃炎、整腸作用
  • スズシロ 消化不慮、二日酔い、頭痛、発熱、胃炎、便秘などに効果


※注意以下ちょー個人的な見解です。
各々の効能は絶対的なものではありません、個人の消化能力やその日の体調、腸内環境など様々な要因を得て、効能として得れるものであり基本的には規則正しい生活、食習慣の中で摂取し、かつ食事を楽しむことを最優先とするのが最も効果的。

どうでしょ!もうこれは立派な薬膳粥ですね。

さて、新年始まってもう1週間、いや、まだ1週間、この1年皆様も健康とご多幸を願いまして七草粥の仕込みをしております。

以上
春の七草、人日の節句、七草粥のお話でした。

[治療家 矢野慎也]