なんだかんだ東洋医学[陰陽の巻4]

はい、私が捕まえました!の顔。

こんにちは、やまかつです。
今回は〝陰と陽〟についての四回目ですね。
一回目はコチラ
二回目はコチラ
三回目はコチラ

WHOが挙げている陰陽の定義を説明する上で重要なポイントの一つ
陰と陽は、常に変化し続けている状態を二回目で解説。
最後は「川の流れのように/美空ひばり」で締めくくりました。

そして、重要なポイントであるもう一つ
陰と陽は、常に相対的である
を解説する前に、絶対に無視できない〝太極〟を三回目に解説。
最後は「ふしぎなポケット/作詞:まど・みちお」で締めくくりました。

さて、今回はどんな歌で締めくくるのでしょうか?
って、ちゃいますよ!
ココは私が好きな歌を紹介するコーナーではありません。
私が大好きな東洋医学を純粋にお伝えする際、例え話ならぬ例え歌?として紹介したまでです。

すいません。前置きが大変長くなりました。
では、行きましょう!

太極から新たに陰と陽が生まれた訳ではなく
太極を二つに分けると、陰と陽になる
言い換えると
太極から新しい個体が生まれるわけではく
太極に全てが存在している

太極を二つに分けると、陰と陽

コレ、東洋医学を理解するのに、めちゃくちゃ大事なことでした。
で、この考え方を頭の中に置きつつ陰陽の解説に戻ると、、

陰と陽は、常に相対的である
そりゃそうですよね。

ココにひとつの豚まんがある。
豚まんを半分に分ける。
右と左に分かれる。
大きい方と小さい方に分かれる。
中身が多い方と少ない方に分かれる。
アツアツの方と少し冷めてる方に分かれる。
皮がベチャッとしてる方と少し乾いている方に分かれる。
豚まんの下に紙が付いている方と付いていない方に分かれる。
もういいですよね。

コレらは全て相対的です。
常に二つの状態を比較した上で
多いとか少ないとか、熱いとか冷めてるとか、ベチャッとしているとか乾いているとか、、我が家の子ども達がよくケンカしています。

コレ!
正にコレが陰陽なんですよ!

一つを色々な角度から二つに分けることで
それぞれに特有の性質が出てくる
でも、元々はひとつなんですよね。

この写真(太極)を二つの色に分けると、空の青(陽)と草の緑(陰)

ここまで、陰陽に対するWHOの定義
「自然のあらゆる事象にみられる、二つの相反し、相補的で、相関する宇宙の作用を概括的に表現した用語。絶え間ない陰と陽の運動があらゆる変化を引き起こす。」
を私なりに分かり易く解説してきました。

①陰と陽は、常に変化し続けている状態
②陰と陽は、常に相対的である

そして
今回のシリーズを通して私が一番言いたいことは、、
次回の[陰陽の巻 完結編]をお楽しみにー!

続く。

[鍼灸大仙堂代表 山本克仁]

(一社)北辰会の正式な見解でない場合もありますので注意下さい

今週のお花 その九

皆さんこんにちは
今週も素敵なお花が届きましたので
紹介させていただきますね

千日紅
ピンクッション
ひめひまわり
コスモス
トルコキキョウ
スプレーカーネーション
ライスフラワー
ルスカス

お花を見た瞬間
「かわいい!」
という言葉が口からこぼれました
カラフルなお花たちのまわりに
音符♪が飛んで見えました
一目見た瞬間に恋に落ちるとは
このことではないでしょうか

そんなかわいいお花たちの中に
オレンジ色のすこし風変わりなお花が一輪
その名もピンクッション

ピン(針)のクッション=針山
ということでピンクッションらしいです
そう言われてみれば
たくさん針が刺さっているようにも見えるような…

名前の意味を知ったとき
すこしテンションが上がったのは
鍼灸師あるあるでしょうか
(わたしだけ…?)

今週もかわいいお花たちを
楽しんでいただけるとうれしいです☺

[治療家 米田友紀]




今週のお花 その八

こんにちは
今週も鍼灸大仙堂に素敵なお花が届きました

一気に秋っぽさを感じたのは
雪柳の葉と
オレンジ色の実のせいでしょうか
私には小さな柿に見えて…

サンダーソニア
ワックスフラワー
藤袴
雪柳
カーネーション
スプレーバラ
バラ
コニカル

オレンジ色の実の正体は
コニカルという植物
唐辛子の仲間のようです
患者さんと
おいしそうだから食べられるんじゃないか
なんて話してましたが
唐辛子…
甘い柿とは大違いでした
食べなくてよかったです

すっかり朝晩涼しくなり
秋めいてきましたね
この調子だと
私は”食欲の秋”になりそうな予感が
ぷんぷんしています


皆さんはどんな過ごし方をされますか?
新しい季節も
楽しんでいきたいですね

[治療家 米田友紀]

なんだかんだ東洋医学[陰陽の巻3]

入道雲と古墳とマンションの陰陽

お久しぶりでございます。
やまかつです。
今回は〝陰と陽〟についての三回目です。
一回目はコチラ
二回目はコチラ 

前回は、WHOが挙げている陰陽の定義を説明する上で重要なポイントの一つ
陰と陽は、常に変化し続けている状態
を解説、最後は「川の流れのように/美空ひばり」で締めくくりました。

今回は、重要なポイントであるもう一つ
陰と陽は、常に相対的である
このことについて、解説していきます。

言い換えると、世の中には
〝絶対的な陰〟〝絶対的な陽〟
というのは存在しませんよ、ということです。

相対的:他と比較した関係の上で成り立つさま
絶対的:他の何物とも比べようもない状態・存在であるさま

と、ここで詳しい陰陽の解説の前に
どうしても抑えておきたいことがあります。

太極っぽい顔

コレです。
太極(たいきょく)です。
は!?何それ!?聞いたことない!?
そうかもしれません。
が、陰陽を語る上で絶対に欠かせない概念・言葉が太極なんです。

では、太極って何?
ってことになるのですが、簡単に言うと
陰と陽に別れる前の状態です。

逆に、太極から陰と陽に分かれた
と言えるわけです。

〝混沌としたひとかたまりのパワー〟
って感じでしょうか。

例えるなら、、、
・兄弟二人で分ける前のホッカホカの豚まん
・仕分けする前の洗濯物の山
・細胞分裂する前の受精卵
・線引きされる前の地球
・ぼっーーとしている時のあなた

そんな感じです。

少し専門的な話になりますが
陰陽や太極という言葉は
元々は古代中国の書物『易経』繋辞上伝に発せられています。

「易有太極 是生兩儀 兩儀生四象 四象生八卦 八卦定吉凶 吉凶生大業」
(易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず。八卦は吉凶を定め、吉凶は大業を生ず)

とあり、占いで有名な八卦(はっけ)ができるまでの過程。強いては、そこに天地万物の全てが発生するさまが投影されています。

[太極→両儀(陰陽)→四象→八卦]
の流れを図式化すると以下のようになります。

やまかつ作です。どこでどのように使って下さっても構わないですよ。

で、太極から陰陽、四象、八卦の流れの中
形になる前の世界、形而上
形になった後の世界、形而下
などなど、ドンドン話が膨らんでいくのですが
そこを爆進していくと、今回のテーマである陰陽解説と少し離れていきますので、この辺りにしておいて(また別の機会にガッツリと)、話を戻しましょう。

ここで間違えてはいけないのが
太極から新たに陰と陽が生まれた、訳ではなく
太極を二つに分けると、陰と陽になる
太極を四つに分けると、四象になる
太極を八つに分けると、八卦になる
ということですね。

太極から新しい個体が生まれるわけではく
太極に全てが存在している
シブいぃーー!

東洋医学的な考え方として、とてもとても重要なポイントです。
どのような病であれ、全てが一つの体の中で存在しているわけで、〇〇科、〇〇科のように分けて考えることはできない。
コレですよね。

という訳で
今回も最後は歌で締めくくりましょう!
[太極→両儀(陰陽)→四象→八卦]
の流れが見事に表現されております。

「ふしぎなポケット」
作詞:まど・みちお 作曲:渡辺茂

ポケットの なかには
ビスケットが ひとつ
ポケットを たたくと
ビスケットは ふたつ

もひとつ たたくと
ビスケットは みっつ
たたいて みるたび
ビスケットは ふえる

そんな ふしぎな
ポケットが ほしい
そんな ふしぎな
ポケットが ほしい

子どものポケットの中でビスケットの宇宙が広がっているやないかい。
って、結果的に洗濯物の山が大きくなるなるだけやないかーーい!

お後が宜しいようで。
続く。

[鍼灸大仙堂代表 山本克仁]

(一社)北辰会の正式な見解でない場合もありますので注意下さい。

今週のお花 その七

こんにちは
今週も素敵なお花が届きました

今週はピンク色が基調
かわいいですね
ユーカリの葉がよく合います

バラ
トルコキキョウ
カーネーション
ユーカリ
アイビー
ベビーハンズ
モンステラ

この中で分からなかった名前
“ベビーハンズ”
さっそく調べてみると
キイチゴの葉っぱのことでした
なるほど
赤ちゃんの手の形にたしかに似ています

バラもトルコキキョウもカーネーションも
アレンジメントによく登場しますが
色や合わせ方によって
こんなにも雰囲気が変わるものなんですね
うっとり…

今週のお花も
楽しんでいただけたらうれしいです

[治療家 米田友紀]