二十四節気 小雪

小雪(しょうせつ)とは寒さが進み、そろそろ雪が降り始める頃のこと。とは言え雪はまださほど大きくなく、寒さもそこまでではありません。

冬の自然現象の特徴は「寒」です。
抵抗力不足の人や、寝不足の人には「寒邪」となり、体調を狂わせる要因となります。
寒邪は人の陽気を奪い、悪寒、腹痛、下痢、手足や腰の冷え、関節が痛むなどの症状をともないます。
寒邪が侵入するとその巡りが滞ってしまいます。
気が滞るために腰痛・下腹部痛・生理痛・関節痛などが出てくるのは気の巡りが滞るために痛みが生じます。

イルミネーションがそろそろお目見えし始めますね!
あと1か月ちょっとでクリスマス。
それが過ぎれば年末年始と、
慌ただしくなってきます・・・今年もあと少し!

よろしくお願いします。

[治療家 鈴木綾佳]

患者さんから頂いたカランコエが新しく仲間入りしました٩( ᐛ )و
オレンジの花が咲くそうで楽しみですね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

相手への”思い”は食べ物・飲み物から伝わる!!

こんにちは。
治療家&コーヒーインストラクターの熊本和です。
最近、 薬膳料理、薬膳茶、薬膳カフェ、薬膳セミナーと「薬膳」という言葉をよく耳にします。食べること大好きな私は「薬膳」のことをちょっと調べてみました。

薬膳の「膳」は食事の意味で、薬膳とは、季節や食べる人の体調・体質に合わせ、食材や生薬(漢方薬の原料)を組み合わせた料理のことです。

私たち治療家が拠り所とする東洋医学の最古の医学書『黄帝内経』には、食物各々が持っている性質や働きに従って、病を治療し、養い調和させていくことで健康を取り戻せることが述べられています。

少し引用すると、
「…五穀為養、五果為助、五畜為益、五菜為充、気味合而服之、以補益精気。…」(『黄帝内経』「素問」臓気法時論篇第二十二より)

現代語訳でみると、
「五穀は人体に栄養をつけ、五果はその補助となり、五畜の肉はそれを補益し、五菜は臓腑を充実させます。」

※五穀⇒王冰の説では粳米・小豆・麦・大豆・黄黍(きび)
※五果⇒桃・李(すもも)・杏・栗・棗(なつめ)
※五畜⇒牛・羊・豚・鶏・犬
※五菜⇒葵(わさび)・藿(まめ)・薤(らっきょう)・葱(ねぎ)・韮(にら)
 
二千年以上前の医学書にこのようなことが著されていたのは非常に興味深いですね。

五果の棗。お茶に一つ入れて飲むとほのかな優しい甘味があります。

5年前にある薬膳セミナーに参加したときのこと。
講師の方の「薬膳って難しいことではない。日常のご飯作りの中でも、“相手の健康を思いながらつくる”ことが薬膳の基本。」というお話が今でも心に残っています。
 
で。。。
 
10月の珈琲クラス上級編では、生豆を焙煎した後、”温度に徹底的にこだわっていれたコーヒー”と”そうでないいれ方のコーヒー”の飲み比べをしました。
温度にこだわっていれたコーヒーは、きゅっとひきしまった味で最後まで美味しくいただけました。参加者の方からは「温度にこだわったコーヒーはもてなされているという感じがします!」

確かに!確かに!
食事でもコーヒー(飲み物)でも同じだなあと思った次第です。
食材やその組み合わせも大事かもしれないけど、相手を思って調理することで”思い”が食材の効果をさらにあげることになりそう!と思いませんか?

以下は10月と11月の珈琲クラスの様子です。自分や相手の好みに合った味でいれられるよう参加者一同、腕を磨いています!!

参考文献
※『現代語訳・黄帝内経素問 上巻』東洋学術出版社
※『薬膳・漢方の食材帳』実業之日本社

今週のお花 その六十五

ミラービフローラ
ブルースター
スカビオサ
ストック
カーネーション
トルコキキョウ
ユーカリ

こんにちは
今週も素敵なお花が届きましたので
ご紹介いたします

ミラービフローラ
ブルースター
バラ
スカビオサ
カーネーション
ストック
トルコキキョウ
ユーカリ

穏やかな彩りの中に
赤の差し色が効いてます

みなさんは好きな色ってありますか?
最近はこの色に惹かれる、とか
いつもならこの色が好きなのに
今日はちょっとちがうなぁ、とか
そんな変化もあるかもしれません
色からも自分の変化を
知ることができて面白いです

ちなみにオレンジ色は食欲を誘う色らしく
そういえばファストフード店で
寒色系の色を使っているお店は
見たことがありません
電球の色も白色系よりオレンジ色系の方が
ごはんがおいしく見えるみたいです

色で言うと
東洋医学でも五色というものがあり
それぞれの臓に色が対応されています

肝は青
心は赤
脾は黄
肺は白
腎は黒

たとえば望診で
顔色や皮膚の色を見たりしますが
いずれかの色が強調されるときには
対応する臓腑に偏重があると考え
治療の参考にします

カーネーションの赤色から思い立ち
今週は色についてすこし触れてみました
色の世界も奥深いですね🎨

米田友紀

2020年12月 診療日

運動会で竹馬をしましたー!
年末年始のお休みは、12月29日(火)〜1月3日(日)です。

全て、完全予約制・治療家指名制となっております。必ずお電話にて事前にご予約下さい。

[珈琲 クラス in 鍼灸 大仙堂]
12月2日(火)10:00〜11:30
12月6日(日)14:00〜15:30
12月9日(水)14:00〜16:00(上級クラス)

[Yoga Class in 鍼灸 大仙堂]
12月8日(火)10:00〜12:00
11月26日(土)18:00〜20:00

二十四節気 立冬

立冬とは、冬の気配が山にも里にも感じられてくる頃のこと。木々の葉が落ち、冷たい風が吹き、冬枯れのようすが目立ってきます。

「立」には新しい季節になると言う意味があり、立春・立夏・立秋と並んで季節の大きな節目です。→これらを四立(しりゅう)といいます。

暦の上での冬は、立冬から立春の前日までの約三ヶ月。
気温が低下して、自然界の陽気が減少し、陰気がもっとも盛んな季節になります。 
樹木の葉はおおかた枯れ落ちて、虫は土の中に隠れて冬ごもりに入ります。
自然の摂理に従えば、動植物は活動を停止し、じっと耐えて春を待つ時なのです。

[治療家 鈴木綾佳]

大仙堂の山茶花♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
よく見ると羊さんがのってますね(OvO)

七十二侯の初侯では『山茶初めて開く』といい、意味は山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃です。

二十四節気は半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候です。二十四節気と同じく古代中国で作られました。
二十四節気が古代のものがそのまま使われているのに対し、七十二候は何度も変更されてきています。