いよいよ、明日から10月!

月日の流れが早いようで

長かったりと、

皆さんはどうお過ごしでしょうか?

さて、朝晩と涼しくなり

秋らしくええ感じです。

空なんて一層綺麗なもので

朝はよく空を見ながら通勤しております。

(事故しないように)

ふと、自然に目をやってみる時間を作りませんか?

[治療家 矢野]

今週のお花 その八

こんにちは
今週も鍼灸大仙堂に素敵なお花が届きました

一気に秋っぽさを感じたのは
雪柳の葉と
オレンジ色の実のせいでしょうか
私には小さな柿に見えて…

サンダーソニア
ワックスフラワー
藤袴
雪柳
カーネーション
スプレーバラ
バラ
コニカル

オレンジ色の実の正体は
コニカルという植物
唐辛子の仲間のようです
患者さんと
おいしそうだから食べられるんじゃないか
なんて話してましたが
唐辛子…
甘い柿とは大違いでした
食べなくてよかったです

すっかり朝晩涼しくなり
秋めいてきましたね
この調子だと
私は”食欲の秋”になりそうな予感が
ぷんぷんしています


皆さんはどんな過ごし方をされますか?
新しい季節も
楽しんでいきたいですね

[治療家 米田友紀]

しっかり息を「吐いて」ますか?

  • 皆さま、いつも大仙堂ブログをお読みいただき、ありがとうございます!
    大仙堂治療家の池田玲子です(^^)

今回は、私が日頃ヨガの指導をさせていただく中でも、一番大切にしている「呼吸」のお話です。

中国の古い言葉に、

息とは、古きを吐き 新しきを吸い、
以て 臓を練り、
意をもっぱらにし、
精を積み、
神に通ずることなり。

というのがあります。

「呼吸」とは、単なる肺におけるガス交換だけではなく、

古く汚れてしまった空気を吐き出し、新鮮な空気を体内にとり入れて、内臓の鍛練・精神統一・生命力の強化・真理の自覚を可能にする…という意味です。

古来から東洋では、呼吸というものを非常に大切にしてきました。

私たちは、普段、無意識に呼吸をしています。

私たちの身体は、とてもうまく出来ていて、寝ている時でも呼吸を忘れずにすむようなしくみに作られています。

しかし、私たちは日ごろ、身体や心を理想的に使っているわけではなく、大抵の人たちが、ずいぶん間違った使い方をしてしまっています。

呼吸も、それに引きずられて 歪みを生じ、そんな歪んだ呼吸は、心身までも歪ませていくという悪循環に陥っているのです。

幸い、呼吸は、自分で意識的にコントロールすることも出来ます。

普段、生活をする中で、今自分が息を吸っているのか、吐いているのか、そんな事に意識を向けることは少ないと思いますが、時々でよいので、ご自分の呼吸に意識を向ける時間を持っていただけたら…と思います。

「呼吸」という字は、先に「呼(はく)」という字を書きます。

普段の呼吸を意識するとき、吸うことよりも、まずは吐くことを大切にすると、より良い呼吸ができるようになります。

息を吐くと、副交感神経が優位になり、筋肉や血管がゆるんで血液の流れが良くなります。

血液の流れが改善されると、体温が上がり、同時に免疫力も上がります。

呼吸は、自分で意識して、速くしたり遅くしたりすることが出来ます。

血圧が高かったり 低かったり、動悸がしたり、体温が高すぎたり 低すぎたりした時にも、吐く息を中心にしてゆっくり呼吸をすると、体温や脈のリズムが整ってきます。

日ごろ、多くの方の身体を診させていただいて強く感じることは、ストレス社会を生きる現代人の方たちの多くが、「吸う息」ばかりになっていたり、「息が止まってしまっている」ということです。

吐く息を中心にした呼吸は、身体や心の緊張をゆるめ、全身に活力を与え、自律神経を安定させます。

「吸う息」や「止まった息」は、緊張を生み、怒りや悲しみの感情を生む息です。

反対に、「吐く息」は、笑いを生み出す息なのです。

古い息をしっかりと吐き出し、新しい気に満たされた空気を身体の中に循環させ、
笑いにあふれた人生を送りたいものです。

[治療家 池田玲子]

二十四節気☆秋分☆

秋分の日の「秋分」とは、
1年を24の期間に分けた「二十四節気」の一つ。
太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、彼岸の中日です。

秋分の日周辺の時期を、一般的には「秋のお彼岸」と呼びます。
秋のお彼岸とは秋分の日前後3日間・計7日間の期間で、ご先祖様の供養を行う期間の事。

秋分の日は
明治11年から祭日と制定され、
秋季皇霊祭という宮中祭祀が行われる日でした。
戦後、GHQの意向で、国家神道を解体しそれらにまつわる祭日も廃止されたのですが、今でも秋分の日として国民の祝日になっており、法律で「祖先をうやまい、なくなった人をしのぶ」という趣旨になっています。

仏教では、あの世は西に、この世は東にあるとされ、太陽が真東から昇って、真西に沈む春分の日と秋分の日は、あの世とこの世が最も通じやすい日と考えられ、お彼岸にお墓参りをする風習を踏まえているからです。

恥ずかしながら、祝日でも特に気にせず過ごしてきた。
このブログを書くにあたり初めて秋分の日の意味を知る事が出来ました!
いい勉強をさせて頂き、ありがとうございます^ ^

白露に続き今日も台風ですね。
風が強いので、皆様も気をつけてくださいね!

[治療家 鈴木綾佳]

なんだかんだ東洋医学[陰陽の巻3]

入道雲と古墳とマンションの陰陽

お久しぶりでございます。
やまかつです。
今回は〝陰と陽〟についての三回目です。
一回目はコチラ
二回目はコチラ 

前回は、WHOが挙げている陰陽の定義を説明する上で重要なポイントの一つ
陰と陽は、常に変化し続けている状態
を解説、最後は「川の流れのように/美空ひばり」で締めくくりました。

今回は、重要なポイントであるもう一つ
陰と陽は、常に相対的である
このことについて、解説していきます。

言い換えると、世の中には
〝絶対的な陰〟〝絶対的な陽〟
というのは存在しませんよ、ということです。

相対的:他と比較した関係の上で成り立つさま
絶対的:他の何物とも比べようもない状態・存在であるさま

と、ここで詳しい陰陽の解説の前に
どうしても抑えておきたいことがあります。

太極っぽい顔

コレです。
太極(たいきょく)です。
は!?何それ!?聞いたことない!?
そうかもしれません。
が、陰陽を語る上で絶対に欠かせない概念・言葉が太極なんです。

では、太極って何?
ってことになるのですが、簡単に言うと
陰と陽に別れる前の状態です。

逆に、太極から陰と陽に分かれた
と言えるわけです。

〝混沌としたひとかたまりのパワー〟
って感じでしょうか。

例えるなら、、、
・兄弟二人で分ける前のホッカホカの豚まん
・仕分けする前の洗濯物の山
・細胞分裂する前の受精卵
・線引きされる前の地球
・ぼっーーとしている時のあなた

そんな感じです。

少し専門的な話になりますが
陰陽や太極という言葉は
元々は古代中国の書物『易経』繋辞上伝に発せられています。

「易有太極 是生兩儀 兩儀生四象 四象生八卦 八卦定吉凶 吉凶生大業」
(易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず。八卦は吉凶を定め、吉凶は大業を生ず)

とあり、占いで有名な八卦(はっけ)ができるまでの過程。強いては、そこに天地万物の全てが発生するさまが投影されています。

[太極→両儀(陰陽)→四象→八卦]
の流れを図式化すると以下のようになります。

やまかつ作です。どこでどのように使って下さっても構わないですよ。

で、太極から陰陽、四象、八卦の流れの中
形になる前の世界、形而上
形になった後の世界、形而下
などなど、ドンドン話が膨らんでいくのですが
そこを爆進していくと、今回のテーマである陰陽解説と少し離れていきますので、この辺りにしておいて(また別の機会にガッツリと)、話を戻しましょう。

ここで間違えてはいけないのが
太極から新たに陰と陽が生まれた、訳ではなく
太極を二つに分けると、陰と陽になる
太極を四つに分けると、四象になる
太極を八つに分けると、八卦になる
ということですね。

太極から新しい個体が生まれるわけではく
太極に全てが存在している
シブいぃーー!

東洋医学的な考え方として、とてもとても重要なポイントです。
どのような病であれ、全てが一つの体の中で存在しているわけで、〇〇科、〇〇科のように分けて考えることはできない。
コレですよね。

という訳で
今回も最後は歌で締めくくりましょう!
[太極→両儀(陰陽)→四象→八卦]
の流れが見事に表現されております。

「ふしぎなポケット」
作詞:まど・みちお 作曲:渡辺茂

ポケットの なかには
ビスケットが ひとつ
ポケットを たたくと
ビスケットは ふたつ

もひとつ たたくと
ビスケットは みっつ
たたいて みるたび
ビスケットは ふえる

そんな ふしぎな
ポケットが ほしい
そんな ふしぎな
ポケットが ほしい

子どものポケットの中でビスケットの宇宙が広がっているやないかい。
って、結果的に洗濯物の山が大きくなるなるだけやないかーーい!

お後が宜しいようで。
続く。

[鍼灸大仙堂代表 山本克仁]

(一社)北辰会の正式な見解でない場合もありますので注意下さい。