あけましておめでとうございます☀
今週のお花
新年スペシャルVer.です 笑
さすがお正月ということもあり
めでたい名前が勢揃い!
菊
松
南天
葉牡丹
千両
ラン
スイトピー
アルテルナンテラ
☆
2020年がスタートしました
お正月
いかがお過ごしでしょうか?
私はさっそく初詣に行って来ました
風は冷たいですが
陽の光は明るくあたたかく
本当に良い天気で
朝の爽やかな空気を胸いっぱいに取り入れ
清々しい気持ちになりました
昨年からスタートした『今週のお花』も
今日で21回目の更新
鍼灸と関係のない記事ですが
きれいなお花に癒されて
皆さんの心がほっと一息つけるような
そんなブログが書けたらうれしいです
今年もよろしくお願いします
昨年中は大変お世話になり
ありがとうございました
皆様のご健康とご多幸を
心よりお祈り申し上げます
[治療家 米田友紀]
なんだかんだ東洋医学[修行の巻1]
−空気を読む−
こんにちは。
今回から、私やまかつが生まれてから〜現在に至るまで
(現在も目下修行中ではありますが)
バリバリの臨床家になるまでにあった様々な気付き。
その、なんだかんだをランダムに綴って行きたいと思います。
今から15年ほど前。
私が20代中頃の時の話です。
ある、有名な鍼灸院で修行していた私は
修行を始めて数ヶ月した頃、
師匠が患者さんを治療しているベッドサイドで
診察所見や治療方法などをカルテに記載する
いわゆる〝書き〟を任せて頂けることになりました。
「ようやくナマで治療を見ることができる!」
と意気込んでいた私。
そこに、兄弟子から大切な助言がありました。
「治療中は師匠の邪魔をしないこと。
患者さんの舌や師匠の治療を覗き込んではダメ。」
そりゃそうです。
当たり前のことです。
そんな事分かってます。
と言葉だけを自分のルールで解釈していた私。
さぁ、師匠の治療が始まりベッドサイドで
意気込みながら私の〝書き初め〟が始まりました。
ベッドよりも低い姿勢で座りながら
師匠の発言を一言一句書きもらすことなく
また、兄弟子からの助言も守るべく
患者さんと目線を合わせることもなく
横目で師匠の手元ををガン見していたその瞬間!
〝ボコッ!〟
患者さんからは見えないように
師匠の足が私に飛んできたのです。
見上げると、目線で「出て行けの合図」。
チーン。。
そこで、私の「書き初め」は修理したのです。
スタッフルーム戻り
何が悪かったのか訳が分からず戸惑っている私。
そこに、師匠が戻って来られ
「今日は帰って、反省文書いて明日出直せ。」
の一言。
帰宅後、〝師匠の手元を横目でガン見〟が悪かったのかと思い
反省文を書いて翌日に提出するも
「何も分かってない。今日も帰って、反省文書いて明日来い。」
これが数回続いた時、兄弟子が教えてくれたのです。
「治療中は、師匠と患者さんとの関係性が一番重要。
その空気を乱してはダメ。
意気込んでもダメ。
石みたいに固まってもダメ。
ここは、お前の勉強する場所じゃなくて、真剣勝負の場。
そこで、お前は〝師匠の治療が一番効くような空気感とはどうゆうものか〟という視点を持つことが何より重要だし、
それを実践することが一番の修行になる。」
なるほど。コレなんですよ!
(当たり前なんですが、その当時は分かりませんでした)
よっしゃーって意気込んでもダメ。
緊張し過ぎて固くなってもダメ。
師匠の真剣勝負の空気を読んで、
その流れを止めずに
己の身体に染み込ませることこそが
一番の修行になるんですねー。
教科書に載ってないけど
メチャクチャ大事なことなんです。
まぁ、その後も直ぐに空気が読めるわけでもないので
何度かチョップ、頭突き、膝蹴りの度に
反省文を書きながら流れを読めるようになった私でした。
(今の時代では訴えられそうですが、、、)
[追伸]
カーテンの外で(もちろん黙って)
師匠と患者さんとの会話を聞いていても
カーテン越しに師匠から「うるさい。帰って反省文。」
と言われたこともありました。。
真剣勝負とは、そんな世界です。
[鍼灸大仙堂 代表 山本克仁]
今年最後のマイブーム
例年ならば、紅葉が終わり枯れ木のみとなっているはずが…
やっと市内のイチョウが金色となりヒラヒラと。
そんなわけで、気分はまだまだ10〜11月気分。
気候としても朝晩除き、それほど凍えることなく快適に過ごせる為なのか、「〜の秋」真っ盛り
普段以上に食べたり、芸術鑑賞したり
何より我々、医療を業とするもの常に勉強を。
東洋医学をベースに治療とはいえ、
西洋医学、現代医学を学んデイないわけはなく
常にこちらも進化、発見のある学問。
久々に火がついた。
「胎児のはなし」
専門書ではなく一般にも読まれるようにしっかり砕いている為さらさらと読めた一冊。
本はもっとも有効な財産。
今年の年末はゆっくりと、優雅に過ごします。
皆々様また数日後より1年間、よろしくお願いいたします。
[治療家 矢野慎也]
私たちは日々生まれ変わる!
ある患者さん。
足の指の爪の半分の高さに横筋がくっきり入っています。
手の爪は6か月位、足の爪は1年位で生え変わりますから、「半年くらい前に何かお体の不調がありましたか?」とお尋ねすると、思い当たることがあったそうです。
別の患者さん。
ここ10年程、爪の形が変形していて色もよくないことを気にされていたそうです。健診などでは特に異常も見つからないけど、きっと体の変調が爪に表れているんだと思っていらっしゃったとのこと。
数か月前から鍼灸治療を開始。爪のことはお困り症状ではありませんでしたが、最近になってきれいな爪に生え変わってきたことに気付いたと教えてくださいました。
私たち治療家は、爪の色つや、半月、縦筋、横筋などを観察させていただいています。それによってお体の気血の流れがスムーズか、気血が不足していないかなどの参考にしています。また、手足のどの指の爪が変調をきたしているかによって、その爪が属する経絡についても着目していきます。
鍼灸治療では気血の流れがスムーズになるようお体を整えさせていただいていますが、「きれいな爪に生え変わってきた患者さん」は鍼灸治療を継続していく中で、おからだ全体がいい方向に改善しており、その象徴として、爪にも良い変化がでたのだと思います。
「解剖学」では、体の細胞は260種類、60兆個もあり、細胞が集まって組織をつくり、組織が集まって器官をつくると学習します。
各細胞には寿命があり生まれ変わっていきます。例えば胃や腸の消化管上皮細胞は24時間、赤血球は3か月、骨は10年といわれています。中には、心筋や神経細胞のように二度と生まれ変わらないとされているものもありますが、最近の研究では再生することもわかってきたそうです。
東洋医学では解剖学的な見方はしませんが、鍼灸で気血の流れをスムーズにして、おからだを健やかにしておくことで、細胞がより良い状態で生まれ変わるのではないかと思います。
より多くのの方にこの東洋医学、鍼灸治療のことを知り体感していただけますように。
[治療家:熊本 和]
二十四節気☆冬至☆
冬至は北半球では太陽が1年で最も低い位置にきて、夜が一番長くなる日です。
夏至に比べると大阪では約4時間20分もの差があるのです。
中国では「一陽来復」といって、この日を陰の極みで、翌日から再び陽にかえると考えられてきました。この日を境に運が向くとされています。つまり、みんなが上昇運に転じる日なのです。
冬至には柚子湯に入り、カボチャを食べる風習があります。
柚子湯は「一陽来復」の運を呼び込む前に、厄払いをする為の禊として身を清めました。
また、柚子=「融通」がきく、冬至=「湯治」に通じて縁起も良いため、冬至は柚子となりました。
もちろん、柚子湯には血行を良くして身体を温めて風邪予防をしたり、美肌効果、リラックス効果もあります。
カボチャは栄養豊富で長期保存がきくことから、冬の栄養補給になり、冬至に食べると風邪にならないと言われています。
また漢方での「肺」「脾胃」の働きを良くします。
[治療家 鈴木綾佳]