子供時代の思い出を少し・・・。
年末になると家や庭の大掃除を家族とともに1~2日がかりでやりました。
やたらガラス戸や窓が多く、ガラス拭きは子供の仕事でした。はあーはあーと息を吹きかけて、雑巾でふき取る!寒いし手はかじかむし大変でしたけど、お正月が近いと思うと、わくわくもしながら頑張れました。
おせち料理は全て母の手作りで1~2週間前くらいから計画的にすすめられていました。棒鱈を水でもどして、黒豆は時間をかけて火鉢やストーブでコトコト煮たり。次々仕上がっていくおせち料理の味見も楽しみのひとつでした。
とにかくお正月に包丁を使わなくていいように準備しつくしていましたね。
30日あたりにはお餅つきをして硬くならないうちにと必死になって丸める。これも半日がかりだったような。フライングで突きたてのお餅を食べると、その美味しいこと!
父は31日に仕事休みとなると黒門市場へ出かけて、刺身の塊やなぜか「ナマコ」を買ってきていました。懐かしい~。
今や、おせち料理はデパ地下やネットで注文、お餅も買う、大掃除もまあ適当に。。。と、ライフスタイルはすっかり変わってしまいました。我が家の子供たちは年末年始の思い出ってあまりないのかもしれないと思うと、ちょっと申し訳ない気持ちになります(^^;)
と、いろいろと振り返りましたが、そんな父母も雲の上のヒトとなり見守ってくれています。たぶん。
私が鍼灸師になったのはその後なので、両親の病気の苦痛を和らげてあげることはできなかったですけど、両親への感謝の気持ちを忘れず、患者さんにお返ししていきたいと思っています。
2020年もありがとうございました!2021年、さらにお役に立てるよう、初心を忘れず精進していきたいと思います。どうぞ良き新年をお迎えください。【治療家:熊本 和】