二十四節気 小暑

こんにちは😊
本日、二十四節気が夏至から小暑へと移りました
小暑とは”梅雨があけ、夏の暑さが本格的になってくる頃”を指します

とは言え、今日も1日雨模様
この雨もしばらく続きそうですね
大難が小難に、小難が無難になってくれればと思います

雨に関する諺で
“雷が鳴れば梅雨があける”
という言葉があるようです
この激しい雨の終わり頃
大きな雷とともに、梅雨の終わりを伝えてくれるのでしょう

長雨が続くとお体に不調が出てくる方もおられると思います
降ったりやんだりしてくれればまだ良いのですが
長く雨が続くと、天気と同じように体もどんより停滞しがちです
そして、外のジメジメした湿気に反応して、体の湿気も助長されてしまいます
梅雨に入って足が浮腫みがち、なんて人もおられるのでは(…私です😅)
なので、このようなときには
体の湿気を増やしてしまいがちな
甘いもの🍰はすこし控えめにして
水はけをよくしてくれる食べ物…豆類やとうもろこし🌽などを食べて
養生してみるのも良いですね

そして今日はもうひとつ
7月7日と言えば、七夕ですね🎋
私は短冊を書き、無病息災を願い、そうめんにオクラを添えていただきました☆彡
あとは夜空を眺めるだけです🌌
毎年この時期は雨でなかなか天の川を拝むことはできません
小さい頃は織姫と彦星の心配をしたものですが
雲の上はいつも晴れているので大丈夫ですね

良い七夕の日をお過ごしください🌝

米田友紀

私は小暑の頃になると…、沢に行きたくなります。

二十四節気 夏至 

6月21日、「夏至」(げし)到来、2021年は7月6日までがその期間になります。
「立夏」「小満」「芒種」「夏至」「小暑」「大暑」と夏を6分割したうちのちょうど真ん中。樹木の緑もますます深まってきています!

2021年6月20日 鍼灸大仙堂の窓から見た古墳。雨降りで潤った樹木の葉っぱがもりもり!

ここで「太極陰陽図」に二十四節気の移り変わりを組み合わせた水彩色鉛筆画をみてみましょう。
太極陰陽図の陽気をあらわす白い部分が一番膨らんでいるところに「夏至」が位置しています。

「夏至」は一番陽気が高まる時期だということがおわかりいただけると思います。
「立夏」のblogでも書きましたが、自然界の陽気が増えていくこの時期に、ヒトも陽気が増えていきます。養生のポイントは、身体に陽気(熱)をため込みすぎないこと!

お散歩やウォーキングでじんわり汗がでる程度に体を動かし、体の陽気(熱)を外に出しましょう。適度に熱を放出しておくことで、夏だけでなくその後の秋、冬も健やかにすごすことができます。とは言っても、暑い時期なので、朝夕の涼しい時間帯を選ぶ、こまめな水分補給をする…など工夫してくださいね。

この2枚の写真は梅雨の谷間の爽やかな青空。
猛暑は困るけど、梅雨明けが待ち遠しいですね。
自然界の動きに合わせた養生をして、お元気でお過ごしくださいね。

【治療家:熊本 和】

二十四節気 芒種

芒種は、二十四節気の第9の節気であり五月節です。

小満(5/21)から数えて15日目頃をいいます。

ふと、芒種の芒とは?

のぎ):米や麦などの花の外側についている針状の突起のこと。禾とも書く。  

では、芒種とはどういう時期か?

芒のある穀物や稲や麦など穂の出る穀物の種をまく季節ということから、芒種と言われています(実際の種まきは、これよりも早い時季に行うそうです)。

ヒゲみたいなのが、芒(のぎ) ……猫じゃらしのモサモサは芒なのかしら?

 

 

さらに二十四節気を5日ずつに分けた、

七十二候(しちじゅうにこう)では芒種から5日間を、

蟷螂生(かまきりしょうず)6月5日頃
字の如く、カマキリがワーっと産まれる時期。

腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)6月10日頃
これは分かりにくいですが、カマキリ同様に蛍の発生、舞う時期。
(昔は腐った、湿った草からも蛍が産まれると思われていたらしい、実際は湿った場所にも蛍が生息していたともある。)

梅子黄(うめのみきばむ)6月15日頃
字の如く、青梅が熟し始め黄色味を帯びていく時期。

という風に古人は自然の変化を鋭く読み取り、

食料の確保や、季節変化への対応を対策を行っていました。

数年前の梅酒漬け、完成させた後はて?どこに行ったのやら(すぐさま胃の中に…)

総じて芒種は、次第に梅雨めいて、五月雨(さみだれ)の季節のこと。
とありますが、今年は例年よりだいぶ早くに梅雨入りしました(5/24日頃〜)
ジメジメして不快、雨で洗濯ものもままならない、カビ対策etc….

と、雨を嫌がるのはヒトくらいで自然界では恩恵。


と言う感性。

大事ですよね、自然の上に生かされている。

あくまでも自然をお借りして生きている、自然を無視してねじ曲げて生活し続けることはできないなぁ。

と思い、雨音を聞きながら、
室内干し、カビ対策に励みましょう(我が家の急務なんです!梅雨明けろー笑)

 

 

[治療家 矢野慎也]

 

 

 

 ↓

 

 

 

 

 

 「ちょっと東洋医学」

梅雨といえば雨による湿気ですが、
東洋医学ではこの“湿(しつ)”が、なかなかな癖もの。

長雨の季節や、長く雨に打たれる、長時間水に浸かる、湿気っぽいところでの生活などしていると、
脾胃(消化器系)への負担となり、
“湿”邪として体の各所に停滞します。

湿に関する症状として、
※全ての症状が必ずしも湿による物ではありません、総合的な診断が必要です。
症状が当てはまっても湿の関与があるのかなぁー、どやろなぁー程度で考えていただけると幸いです。

上の方(アタマ)に溜まれば口が粘る、頭重感、めまい、

真ん中(カラダ)に溜まれば食欲減退、腹部膨満、悪心嘔吐、

下の方(下半身)に溜まればに下痢、下肢の浮腫、白色帯下(おりもの)過多など、

皮膚などの表面に溜まれば、体が重くだるくなる。

 参照 弁証論治 中医学基礎理論

対策として、脾胃は手足、四肢に深く関与しているのでしっかり動かす。
要は運動してしっかりお腹空かせましょうってことですね。
(実は運動不足すぎて、この時期時々臀部に神経痛が……、湿の関与ありかと。)

最後までお読みいただきありがとうございます!!

「小満」

おはようございます!大仙堂治療家 池田玲子です😊


本日5月21日は、二十四気の8番目の「小満(しょうまん)」にあたる日です。
正確には、「立夏(5月5日)」から15日め〜「芒種(6月5日)」までの15日間を言います。

立春や夏至などに比べて、あまり馴染みがないかもしれませんが、この時期は、天候が安定して草木の成長がグングンと著しくなってくる季節です🌱

1787年に江戸で出版された暦の解説本「暦便覧」によると、小満について
「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と書かれています。

これは、“全ての物が満ち溢れることで、次第に草木も成長する”という意味になります。

盈満(えいまん)には満ちあふれるという意味がありますが、これからだんだんと少しずつ満ちてくるという意味で、“小”という字があてがわれて小満となったと言われています。

また、麦の穂が成長する時期でもあり、無事に穂が出てきた事で「少し満足した(安心した)」という意味から小満と呼ぶとの説もあります。

小満は、天地に生命力が満ちてきて、自然界の万物が成長する時。

梅雨はまだ少し先で心地よい季節のはずが、、、今年は、小満よりも前に、すでに梅雨入り☔💦

本来なら、のびのびと外向きに発散できるはずの季節なのですが、今年は体も心も内向きにこもってしまいがちです😓

こんな状況でも体と心を解放してうまく発散させる手段の一つとして、この機会に屋内でも無理なく身体を動かすことのできるヨガなどを始めてみるのは如何でしょうか😉

【治療家 池田玲子】

            

最近ハマりかけている「盆栽✨」
手のひらサイズの中に凝縮された美しさに一目惚れ💕
4月半ばに購入した直後の『海棠(かいどう)』の木🌳
1ヶ月後。
毎日、新芽がグングン出てきます🌱
3日ほど剪定し忘れていたら、若葉が大きく成長しています!
太陽に向かって伸びる生き生きとした生命の美しい姿に、生きる元気をもらえます💪💕

二十四節気 立夏

緊急事態宣言下のゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか。治療家の熊本和です。
今年は5月5日から二十四節気の「立夏」となり、暦の上では8月6日までが夏となります。

「え?もう夏?」

と思ってしまいますが、自然界では陽気がだんだん高まっていく時期で本格的な夏にむけて進行していきます。
木々の葉も若々しい新緑から、しっかり緑色が深まっていく時期。

梅雨までの1か月くらいは爽やかな気候をしっかり味わっておきたいですね。

鍼灸大仙堂の窓から見える古墳。清明の時より緑が濃くなっています!

清明のblogで陽気が増えていく様子をお伝えしたくてグラフを作りましたが、陰と陽が分離してしまっていました(汗)
どうやったらうまくお伝えできるか、、、この1か月考えてきました。
 
やっぱりコレしかない!

最近、練習を始めた水彩色鉛筆で、「太極陰陽図」に二十四節気の移り変わりを組み合わせてみました。

60色の水彩色鉛筆からどの色を使うか、楽しく悩みながら描きました♪

この太極陰陽図が一番わかりやすいですね。

わざわざエクセルなんかしなくてもよかった。。。(^^;)

自然界の陽気が増えていくこの時期に、ヒトも陽気が増えていきます。
身体に陽気(熱)をため込みすぎないのが養生のポイントです。
『黄帝内経』素問の四気調神大論篇ではこれができていないと、秋に「瘧疾」になると書いてあります。なんだか恐ろしい感じがする文字ですね。(瘧疾についてはまた別の機会に。。。)

お散歩やウォーキングでじんわり汗がでる程度に体を動かし、体の陽気(熱)を外に出しましょう。適度に熱を放出しておくことで、夏だけでなくその後の秋、冬も健やかにすごすことができます。

お散歩途中に木々や花の成長を眺めるのも楽しいですよ。

【治療家:熊本 和】



参考文献:『現代語訳黄帝内経素問上巻』東洋学術出版社