啓蟄(けいちつ)とは、陽気に誘われ、土の中の虫が動き出すころのこと。一雨ごとに春になる、そんな季節の気配を感じながら。
○春は肝のトラブルが多い季節
3000〜4000年ともいわれる長い歴史をかけて、季節の変化と体の変化を観察しています。
それによると、春は五臓のなかの「肝」の気がたかぶりやすい季節なので、肝を補養することが健康上大切と説いています。
東洋医学の肝の働きは、西洋医学の肝臓の働きと同じというわせではなく、肝臓の本来の働きである血液の貯蔵、分配、解毒などのほかに、目や筋肉、情緒のコントロール機能などまで広範囲にわたっています。
季節の変化で体が変わるとは…不思議ですよね!
でも、実際に私たちの体は季節を敏感に感じたりながら生活しているみたいです。
そんな自分をたまには感謝したり、褒めてみあげて下さいね^ ^
[治療家 鈴木綾佳]