二十四節気「処暑」

暑い毎日が続きますが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか。

大仙堂治療家の池田玲子です😊
本日(8月23日)から、二十四節気が立秋から処暑(しょしょ)へと変わりました。

「処暑(しょしょ)」は二十四節気の第14節めです。


江戸時代に発行された暦の解説書『暦便覧(こよみびんらん)』に

「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也」
と記載されています。 


暑さが処する、と書いて「処暑」。

「処」という漢字は、人がひじ掛けに休んでいるさまを表しており、文字どおり「処暑」とは、暑さが落ち着き休まるという意味です。

暑さもひと段落し、朝晩は涼しさを感じる風が吹き始める頃とされています🎐

穀物をはじめとした実りの時期でもありますが、台風シーズンの到来でもあります🌾🌀

また、「秋暑」といって暑さがぶり返し、夏の疲れが出やすくなるのもこの時期です。
今年は特に暑い夏でした💦
まだまだしばらく残暑が厳しそうですが、
この時期あたりから

カラダがだるく感じたり、疲れやすくなったり、​​頭痛や肩こりを感じたり、食欲不振、胃もたれ、眠れない……など、様々な不調を感じる方が多くなります。

暑さが続いて疲れた体に、秋の香りがする旬の食べ物や植物などをうまく生活に取り入れて、これからの季節に向けて少しずつ体や心を整えていきたいですね🍀
【処暑に旬を迎える食べ物】
・秋刀魚(サンマ)
・すだち
・無花果(イチジク)
・梨(なし)
・葡萄(ブドウ)

【処暑に見頃を迎える花】
・萩(ハギ)
・木槿(ムクゲ)
今年は、この暑さでアイスクリームやかき氷の消費量がハンパない夏になってしまいました🥵🍧🍦

そろそろ大好きなかき氷ともお別れして、秋に向けて体調管理をしっかりしていきたいと思っています❗
最高に暑かった休日に、兵庫のとあるカフェで食べたかき氷🍧✨ ふわふわ氷の中に新鮮な桃がたっぷり1個分入ってました🍑😍 
桃の旬は6月〜9月。
夏の果物は体を冷やすものが多いですが、桃は珍しく温性です。
〇桃の東洋医学的効能
1)生津潤腸(ショウシンジュンチョウ)・・・体や腸を潤わせ整腸機能を助ける
2)補脾活血(ホヒカッケツ)・・・胃腸の機能を良くし、血の巡りを促進する
3)消積(ショウシャク)・・・体内の老廃物を体外へ排出する   
※ただし、温性なので食べすぎると熱を生じます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました😊

【大仙堂治療家 池田玲子♪】

二十四節気 立秋

こんにちは。
大仙堂治療家の鄭です。
8月8日から二十四節気の立秋です。
立秋は二十四節気の中でも特に大切な「八節」の一つとされています。
夏至と冬至を「二至」、春分と秋分を「二分」、そしてそれぞれの中間に存在する立春・立夏・立秋・立冬の「四立(しりゅう)」。これらを合わせて「八節」と呼び、季節を区分する言葉として古くから重要な役割を果たしてきました。

また、四立の前日は節分と呼ばれ、各季節の始まりと言われています。
立秋は暦上では、秋の始まり。夏の暑さが極まり、秋に向け季節が移り変わり始める日という意味です。

植物は花が実となり翌年のために生命力を種の中の収める時期。人間の体も毛穴が閉じ徐々に発散から内側へ収める方向へ向かいます。
発散・活動を心がけていた「陽」の季節から「陰」の休息モードに、少しづつクールダウンしていきます。夏の疲れが出やすい季節なので、「休息」し、栄養を蓄え「補う」イメージでお過ごしください。
おまけ。美柴のゆずです。朝の散歩もまだまだ暑いですが、風があって気持ちよかったです^^
秋といえば、読書の秋、スポーツの秋。
読書にピッタリな喫茶店に行きました。
喫茶美術館。
以前、待ち合わせによく使っていましたが、20年ぶりに訪れました。「静」を大事にしている喫茶店で、会話は小声で、携帯でのお話は専用BOXで。店内にはぐるりと絵画や陶器、書籍が飾られていて、自由に観覧できるようになっています。内装も落ち着いていて、コーヒーもラム酒のケーキも美味しい、カップも素敵です!最近は、ゆっくり本を読む時間があまりなかったので、久しぶりにゆっくり過ごせました(^^)

最後までお読み頂きありがとうございました。

二十四節気 大暑

大暑(たいしょ)とは「夏の暑さが本格的になる頃」という意味です。

二十四節気の12番目で、夏の最後の節気。2023年は7月23日(日)〜8月7日(月)です。

大暑はその字の通り、1年のうちで最も暑さの厳しい時期。日に日に暑さが増し、蒸し暑くなります。夏バテや熱中症などにならないよう、意識して栄養摂取や水分補給をするようにして下さいね。

大暑の次の節気は「立秋」。暦の上では秋が到来します。

立秋の前の18日間を「夏の土用」といい、今では通常、土用といえば夏の土用を指します。

こうして見ると、夏の土用は、大暑のすべての期間と、小暑の後半の一部と重なることがわかります。当然、非常に暑い期間です。

また、今年の「土用の丑の日」は、7月30日(日)です。

日中の暑さを和らげるには、「打ち水」がおすすめです。打ち水は庭先や道路などに水をまいて涼を得る、昔から日本に伝わる生活の知恵。

朝夕の日が高くない時間に、日陰にまきましょう。水が蒸発するときの気化熱が周囲の温度を下げて地表の温度を上がりにくくし、濡れた地面を通る風を冷やしてくれます。ただし、直射日光にさらされた日向に水をまくとすぐに蒸発して湿度が上がり、体感温度が増して逆効果になるのでご注意を。

話はガラッと変わります…🤣

今年の春に生まれたメダカの赤ちゃんたちも大きくなり、一匹ずつ頃合いをみて両親のいてる水槽に巣立っていってます♪

厳しい日差しの中大きくなってくれた子達✨

きっと大きな水槽へ行ってもきっと大丈夫なはず🤣

どんどん大きくな〜れ٩( ᐛ )و

治療家 鈴木綾佳

二十四節気 小暑

こんにちは。大仙堂治療家の鄭です。

7月7日から二十四節気の11番目、小暑(しょうしょ)、大暑までの15日間になります。
梅雨が明け、暑さが本格的になる頃です。「暑さがだんだん強くなる時期」という意味があり、次の節気である大暑(たいしょ)と合わせた1ヵ間は厳しい暑さが続きます。

この数日、猛暑が続いていますね。外気温は37℃にまで上がっていましたね😱
夏は最も陽気が盛んな季節。暑さと湿気で体内に熱や湿が溜まりやすいのが特徴です。

この時期の旬の食材は体の中の余分な熱を取ったり水分を排出してくれるものが多いです。摂りすぎには注意しながら上手に活用しましょう^^
6月に、韓国東海岸にある浦項市に行ってきました。そして、その最東端にある虎尾串(ホミゴッ)。韓国全土で最も早く初日の出が見られる場所として有名なスポットです。
海の中から飛び出す手のオブジェが有名。

海街である浦項市には海辺がきれいに整備されていて、歌を歌う人や花火をする人、子どもも夜遅くまで泳いでいました。
虎尾串にあるヨノランセオニョ像。
この海街に伝わる伝説。
新羅時代、延鳥郎(ヨノラン)と細鳥女(セオニョ)という夫婦がいました。
ある日、ヨノランが海にでてワカメを取っていると、急に岩が現れて、ヨノランを乗せて日本にいってしまいました。

そして、日本では、彼を天が送ってくれた人と捉えて、王として迎えました。

一方、セオニョは、帰って来ない夫をとても心配し、海辺に出て探してみると岩の上に夫がぬいで行った履物をみつけました。
その岩の上に登ると岩はまた、セオニョを乗せて流れていき、二人は無事日本で再会することができました。

日本ではまた、天が王妃を送ってきたといい、セオニョを王妃として迎え入れました。

しかし、ヨノランとセオニョが日本に行った後、新羅では太陽と月の光を失い、暗黒の日々が続きました。

新羅の王は使者を日本に送り、二人に帰って来るよう説得したが、二人は天の意志ゆえ、帰ることはできないと言いました。

その代わりに、セオニョが織った絹を、二人の暮らしていた海辺に掲げ祭事を行うことで、太陽と月の光が戻るだろうと言い、新羅では、言われた通りに祭事を行うと、太陽と月の光が戻りました。王はその絹を国宝とし、大切に保管しました。

七夕とは違いますが、このヨノランセオニョ像をふと思い出しました。
7月2日(日)は第1回目の韓国料理教室손맛in鍼灸大仙堂でした!
1回目ということで緊張しましたが、皆さま、とっても手際が良く、てきぱきとこなされて、スムーズにそして、楽しく行うことができました!お味もバッチリ!美味しくできました♪
まさしく皆様の손맛(ソンマッ)でしたね^^
次回は11月3日(祝)。キンパとチジミと作る予定です。
お申し込みのご案内は大仙堂インスタグラムや受付でさせていただきます!

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

二十四節気 夏至 ◇暑い日も健やかに(その2)◇ 

6月中旬以降、大阪の最高気温は30度前後を推移。湿気も多いし、爽やかに過ごすのも一苦労。ですよね?

明日、6月21日は二十四節気で「夏至」に入ります。一年で一番、日が長くなります。そして、同時に梅雨真っ只中。稲や作物、植物はスクスク育つ時期でもあります。

私が借りている小さな畑の植物の成長も著しいものがあります。

草むらには蚊もいます(涙)

大根や枝豆を植えて、しばらく行かないうちに小さな畑は草ぼうぼうになっていました。植えた作物は草に隠されて、全く見えません。

30℃近い真昼間に鎌を使って草刈りをしました。暑いし、湿度が高いし、大汗だくだくで頑張りました!所要時間30分くらい。

慣れない草刈りは自分の畝だけで限界でした。

草刈り後の小さな畑はスッキリ!大根は大きさ様々なものを10本以上収穫。枝豆だけを残しました。

9月末が収穫時期なのに、もう枝豆のサヤができて膨らみつつあります。早い!!

この草刈りの後が大変でした。サブタイトル◇暑い日も健やかに(その2)◇へ・・・!

30℃近い気温と太陽の元、慣れない作業をして大汗をかき、ふらふらになってしまいました。顔は真っ赤になり、熱がこもっていて、熱中症のちょっと手前な感じ。

すぐにエアコンの冷風で体を冷やし、氷入りの水をグラス2杯飲みました。そうこうしているうちに、腹痛がおこり下しました。これを2回も繰り返しました。

この現象を東洋医学的に考えてみました。

まずプチ熱中症の症状がおきたのは、夏の時期に暑邪を受けて大汗とともに体の陰分が出てしまい、余計に体をクールダウンできず、体の中にこもった熱が上に上がり、顔面紅潮、口が渇き、ふらふらとなる。

そして、一気にエアコンの冷風と冷たい飲み物で体を冷やしてしまい、一時的に脾臓の働きが弱り、水分代謝ができなくなり、下すに至る。

気候やヒトが身をおく環境によって五臓のバランスを崩す原因となることがあります。体の外からの病因としては、風・寒・湿・燥・火と6種類の邪があります。今の時期は暑邪もあるし、梅雨時で湿気が多く湿邪も受けやすいです。脾臓は湿邪が苦手なので、日頃からの養生も大切です。そのことは池田先生のブログ(←クリック)でみてくださいね。

◇暑い日も健やかに◇(その1)はこちら(←クリック)をみてくださいね。

では、では、「夏」もあと半分。ますます熱くなりますが、体をうまく慣らして健やかにすごしていきましょう!お読みいただきありがとうございました。

街路樹のヤマモモ。

【治療家:熊本 和】