二十四節気 白露

こんにちは👋

9/7は白露(はくろ)

即座にお酒の名前!と思い出すのは昔の名残?
飲んだことはないですけどね(実は、あのお酒の呼び名は「しらつゆ」)

 

さ、それはさておき、白露は二十四節気の第15節、

処暑より数えて15日目、9月8日頃だそうです。

この頃は夜中に大気が冷え、大気中の水蒸気が露となり、草木や樹木に朝露が宿り始める

太字の部分重要です。最下記へ)

降りた露は光、白い粒のように見える様から白露という名が付いたそうですね。

日中の暑さも和らぎ、だんだんと秋の気配。

さらに二十四節気を5日ずつに分けた、

七十二侯しちじゅうにこうでは白露から最初の5日間を、草露白、鶺鴒鳴、玄鳥去、に分けられる。

 

草露白(初候9/7〜9/11頃)

草の上に降りた朝露が、朝の空気の中で白く見える時期。

読んだ字のごとく。

山の方で宿泊した日(研修とか遊びでとか)なんて早く目覚めませんでした?

私は100%明るくなり出した頃に自然と目覚めて、周りを起こさないようにソッと抜け出して、白く霧がかって少し肌寒い外で一人その空間を楽しむことが好きでした。

 

鶺鴒鳴(次候9/12〜9/16頃)

セキレイ鳴く

鶺鴒(セキレイ)は、川辺を好む鳥です。鶺鴒は秋の季語でもあります。鶺鴒が鳴きはじめる時期です。

鶺鴒は昔東北、北国に多く分布しておりましたが、近年は近畿各地に生息域を広げ、鳩、スズメに紛れて見かけることもしばしば。

この鶺鴒、種類がありますが主にはハクセキレイ、セグロセキレイとがいるようで、見分け方は目の下が白か黒か、なのですが、見たらなんとなくこっちが白やな、こっちがセグロやな、とわかります。

なんといってもその特徴的な行動として、尻尾を“ぴこぴこ”と動かしまるでバランスを取りながら動く姿!嗚呼、その鳥おるおる!となった人も多いはず(普段何気に鳥を見ていたら)

尾っぽぴこぴこ、ハクセキレイ

 

玄鳥去(末候9/17〜9/21頃)

つばめ去る

春先に日本へ渡ってきて子育てを終えたつばめが、秋になり越冬するために東南アジアのほうへ海を渡っていく時期です。

昨今は台風で東南へ渡るもの大変になっているのでは!?(渡り鳥やからそれぐらいわかっているか…)

ひえーーーん(飛燕

 

 

トータルとして白露の時期とは気温が下がり、陽(夏至:陽の極み)から陰へ気(全て)が変化する時期、動植物たちも毛の生え変わりやねぐらを変えたり季節に沿って変化を見せ始める時期。

人もまた当てはまります。

日中暑い暑いと感じていても朝晩はもうだいぶ寒くなっています、気候の変化に気づかずまだ暑いものだと思い込み、薄着、過度な冷房はこれまでの夏の疲れに加え、蓄積された体の冷えへと繋がり、、、

そろそろ冷やすならしっかりと温めることも重要。

かつ、この夏あまり汗らしい汗をかけてない方も是非、風呂にて発汗を!

と感じた“2021夏”

(ちなみに夏らしいことカットスイカを食べたくらいで終わってしまいました。笑)

ではでは👋

[治療家 矢野慎也]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょこっと東洋医学」

白露での、“大気中の水蒸気が〜”

これ、東洋医学の五行にある「金から水が生まれる」ってやつなんですよ。

自然界で、が目に見えて出来上がる、出現する現象の一つに、
「大気の水が寒暖差によって霧になり、草木に付着して露、水になる。」ですが、

古人達はいかにして、そのことを人間にも当てはめたのか?

農具か、金や鉄器、甕などに水滴が付着する、それは決まって夜から朝にかけて。

これが有力!?(個人の見解です)

飲食での摂取以外でも人体は水を生成しているのでは!?その水は結構大丈夫なんちゃう?

と、だいぶ端折っての考えですけども

ま、何が言いたいかと申しますと。

自然、事象をよく観察していた古人は”金”より”水”は生まれる、
それは飲食(土:脾胃)より得る水のほかに、寝ることで”補われる水”があって、その”水”が少なくなると体が乾燥して、熱に偏りやすくなりますよー

と言っているのでしょう(諸説、個人的見解もあり)。

 

みなさんご存知のように、寝ないと疲れが〜免疫が〜と、ありますように、
東洋医学では上述のような状態をいち診断材料として治療しております。

なのでよく寝て、体を少しでも動かして、余分な水分は排泄し、飽食の時代なのでそない食べずにぼちぼち楽しい食事を摂る生活を!

と言う目標を常に持ち、今をともに戦いましょう!
大仙堂にてお待ちしております。

二十四節気 大暑

こんにちは👋

7/22は、大暑(たいしょ)、二十四節気の第12節。

小暑より数えて15日目頃を言います。
夏の節気は立夏りっか小満しょうまん芒種ぼうしゅ夏至げし小暑しょうしょ大暑たいしょとなっており、
大暑は夏の最後の節気です。

大暑の「暑」とは「炎熱」の意味で、「大暑」は「炎熱の時期」という意味だそうです。(中国語で「暑い」という意味には「暑」ではなく「熱」という字を当てます)

総合するとものごっつあっつい日ということになりますね。
そして夏の終わりのような感じがありますが、これからですよね、夏🍉🌻🏖🐝

夏至で陽の極みとなり、以降は陰の季節になって居るはずですがそう簡単には転化はしません。
火にかけた水が沸点超えたら急に冷たくなることのないように、、、

さて、この大暑をさらに約5日ずつに分けた「七十二候しちじゅうにこう」は?というと。

桐きり始はじめて花はなを結むすぶ 7/22〜27
高級木材の桐が花を咲かせる頃。桐は伝統的に神聖な木とされ、豊臣秀吉などの天下人が好んだ花であり、現在も日本国政府の紋章として使用。

あぁ〜見たことあるある!紋章
高級木材の桐の花。あ、初めましてです。


土つち潤うるおいて溽むし暑あつし 7/28〜8/1
熱、湿がまとわりつく蒸し暑い頃。この暑さを打ち水などでしのぐことしかできませんが、木や草花は緑をますます濃くし我々に不可欠な酸素を作ってくれています。

山歩きしたいですね〜。ふと気を抜くと自然の厳しさを痛感することも。


大雨たいう時ときどき行ふる   8/2〜6

夕立や台風などの夏の雨が激しく降る頃。きれいな青空に湧き上がる入道雲は、夕立を教えてくれます。雲の頭が坊主頭に見えることから、入道雲と呼ばれています。

遠くからいる分には良いが、この直下は。。。

7月17日に関西では梅雨明けし、
本当にその前後では昼夜問わずに雷鳴轟き、雨も多く降りましたが
小暑の記事にもありました、“雷が鳴れば梅雨があける” という諺通り!

昔は、これら二十四節気の内容は現実とはめちゃくちゃずれていると感じてましたが合ってきていると思いませんか?
と思っているのワタシだけでしょうかね😅


少し前から夏日が続き、例年猛暑猛暑と警告が出ていますので
外出時には水分、日差し対策、扇子などの涼感道具の携帯をお忘れなく。


今年は数年?下手したら十年ぶりに海や川、プールに行けたらなぁ
(もちろん3密、感染予防&対策をしながら)

ではでは👋

ご覧いただきありがとうございました。

[治療家 矢野慎也]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       ↓

  「ちょっと東洋医学」

前回,芒種の時には「湿」をチラリと。

今回は夏に幅を利かせている、(邪)、(邪)について。


は、熱性をもつ事物の全てが火熱の類に属し、夏季の主気です。

ただではそれぞれもっとも盛んな季節や、その気候の特徴も違う為、
暑・火では発病、病理変化、症候にも異なった面があります。

発端の中国では火の季節が先に訪れ、のちに暑の季節が訪れますが、
日本では暑が先、火があととなります。

その違いは梅雨の時期が先か、あとかの違いで、
中国では先に夏、後に梅雨(国土が広いため諸説あり)
日本は梅雨が先で、夏があと。

というような塩梅。
では暑の気候の特性はというと、湿に火が絡んだ気候、故に日本では梅雨時期〜初夏。ジメジメとして蒸し暑いイメージ


火の気候の特性はというと、熱に燥(乾燥)が絡んだ気候、真夏〜初秋。
ただただ暑くてカラカラなイメージ。実際の日本の夏はズーーーっと蒸し暑い印象。

暑と火、どちらも陽熱の邪で、開泄の性質(暑さで毛穴全開のイメージ)があるため、多汗となり、汗が流れる動くには気も必要としているため、汗とともに気も流れ出てしまいます。
これが度を越すと脱水症状、目眩、熱中症症状などを引き起こします。
(※前回芒種の時と同様に、上記が絶対に起こるわけではありませんので、ふぅ〜ん程度にとどめていただけると幸いです。)

じゃぁ、よく言われる飲み物、塩分取ればええのか?なのですが、
飲み物に関しても、塩分(食べ物)に関してもその人ヒトによって消化吸収される度合いも体格による必須量も違うので一概にはいえません。

ほな何がええのか、大原則としての気!
これがなければ、動けない、お腹動かない、食べても吸収してくれないetc….

かつ、熱、火に対抗できる水(東洋ではスイ)の充実。
これら気、水が不足しないようにするには睡眠です。

夏は日が長くどうしても活動的になりやすい(陽気が盛んな季節)ですが、
今一度睡眠の見直しを。。。

最後まで閲覧していただきありがとうございます。

本は心の栄養🌱

みなさん、こんにちは:)
本日は年に一度の?待合室の本の入れ替えを行いました!

そしてその総指揮を取ってくださったのが、
超レアキャラの太衣子さん(初登場!?)
鍼灸大仙堂、整理整頓のプロフェッショナル!!

この方に頼めば、あっちゅう間に!

たった数分、いや、数秒で!?
見てください、このビシッ!と揃った本を〜
ってことで、大幅に本の内容を入れ替えましたー!
ご来院の際は気にせず手に取ってご覧くださいねー!

さて…ここに並ぶ本たち。
子どもさん向けの絵本(かなり厳選されたラインナップ)が多いのですが、大人の方も十分に楽しめる本も多数ございます。

もし、気になる本がありましたら、各先生方へお気軽にお声掛けください。
例)子どもに読み聞かせたい、本の内容を見てから購入したい、などなど

どの本も、自由に貸し出し可能です!

そしてこちらは? ↓

大仙堂初!患者さんに無償でお譲りするコーナー!!!

この整頓は少しお手伝いいたしました(笑

玄関入ってすぐ、左手に…
「患者さんに無償でお譲りするコーナー」を設けましたー!

こちらも気軽に各先生方へお声掛けください。
「色々欲しい本があり過ぎて、今日は全部持ち帰られへんから、ちょっと次来る時まで置いといてぇ〜」「今日は治療はなしで、本だけ見にきました〜」も全然ありですよ!
※7月末まで開催致しますねー。

ではでは、本日、明日以降もご連絡、ご来院お待ちしております。
ありがとうございました!

[治療家 矢野慎也]

今週のお花

こんばんは!今週のお花が届いております。

夏を先取り、
夏色、暖色、ビタミンカラーなお花たち!
(ブログへUPすると色褪せる謎現象、本来はもっと鮮やかです)
の下には、それらを映えさせるグリーン達。

・カラー
・マトリカリア
・バラ
・スプレーバラ
・ビバーナム
・モンテラス
・ユーカリ
・アスパラペラ
以上が今週のお花ですが、2つほど気になる花について。

カラー

カラーは大仙堂の玄関先にある、丸い花壇にも実は植っております。知ってました?

大きな葉っぱが特徴的で、
夏といえばジブリ、ジブリといえばトトロ!
そうあのトトロが持ってた?メイちゃんが持ってた?あのデカイ葉っぱ?かどうかはわかりませんが、似たようなあの葉っぱ。

とりあえず、でかいカラーが植っております。
葉っぱだけですけど、少し小ぶりですけど、そこいらのカラーよりはデカイです、花は咲いてませんけど葉っぱも魅力的です。

マトリカリア

今週この子は、花に群がるミツバチに見えました。
多少強引かと思われますが、子ども心を持って見てみると。。。。

ほーら、不思議とミツバチに見えてきませんか??
(決して疲れてませんし、心も穏やかです)


実物はもっと見え易いかも!?
大仙堂でお待ちしております。

最後に全体像。

中央が色濃く、周囲が薄い、
上半分が明るい色、
下半分が落ち着いた色、
右全体が色、密度薄く、
左全体が色、密度が濃い、
左上が上へ伸びやかで、
右下がより下へ這う印象。

位置関係、部分と全体、上下左右。


う〜んやっぱり一度ミツバチっぽいと感じたらそうにしか見えない。(見ようとしていない?)

ダラダラとした文章を読んでいただきありがとうございました☆〃

[治療家 矢野慎也]

二十四節気 芒種

芒種は、二十四節気の第9の節気であり五月節です。

小満(5/21)から数えて15日目頃をいいます。

ふと、芒種の芒とは?

のぎ):米や麦などの花の外側についている針状の突起のこと。禾とも書く。  

では、芒種とはどういう時期か?

芒のある穀物や稲や麦など穂の出る穀物の種をまく季節ということから、芒種と言われています(実際の種まきは、これよりも早い時季に行うそうです)。

ヒゲみたいなのが、芒(のぎ) ……猫じゃらしのモサモサは芒なのかしら?

 

 

さらに二十四節気を5日ずつに分けた、

七十二候(しちじゅうにこう)では芒種から5日間を、

蟷螂生(かまきりしょうず)6月5日頃
字の如く、カマキリがワーっと産まれる時期。

腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)6月10日頃
これは分かりにくいですが、カマキリ同様に蛍の発生、舞う時期。
(昔は腐った、湿った草からも蛍が産まれると思われていたらしい、実際は湿った場所にも蛍が生息していたともある。)

梅子黄(うめのみきばむ)6月15日頃
字の如く、青梅が熟し始め黄色味を帯びていく時期。

という風に古人は自然の変化を鋭く読み取り、

食料の確保や、季節変化への対応を対策を行っていました。

数年前の梅酒漬け、完成させた後はて?どこに行ったのやら(すぐさま胃の中に…)

総じて芒種は、次第に梅雨めいて、五月雨(さみだれ)の季節のこと。
とありますが、今年は例年よりだいぶ早くに梅雨入りしました(5/24日頃〜)
ジメジメして不快、雨で洗濯ものもままならない、カビ対策etc….

と、雨を嫌がるのはヒトくらいで自然界では恩恵。


と言う感性。

大事ですよね、自然の上に生かされている。

あくまでも自然をお借りして生きている、自然を無視してねじ曲げて生活し続けることはできないなぁ。

と思い、雨音を聞きながら、
室内干し、カビ対策に励みましょう(我が家の急務なんです!梅雨明けろー笑)

 

 

[治療家 矢野慎也]

 

 

 

 ↓

 

 

 

 

 

 「ちょっと東洋医学」

梅雨といえば雨による湿気ですが、
東洋医学ではこの“湿(しつ)”が、なかなかな癖もの。

長雨の季節や、長く雨に打たれる、長時間水に浸かる、湿気っぽいところでの生活などしていると、
脾胃(消化器系)への負担となり、
“湿”邪として体の各所に停滞します。

湿に関する症状として、
※全ての症状が必ずしも湿による物ではありません、総合的な診断が必要です。
症状が当てはまっても湿の関与があるのかなぁー、どやろなぁー程度で考えていただけると幸いです。

上の方(アタマ)に溜まれば口が粘る、頭重感、めまい、

真ん中(カラダ)に溜まれば食欲減退、腹部膨満、悪心嘔吐、

下の方(下半身)に溜まればに下痢、下肢の浮腫、白色帯下(おりもの)過多など、

皮膚などの表面に溜まれば、体が重くだるくなる。

 参照 弁証論治 中医学基礎理論

対策として、脾胃は手足、四肢に深く関与しているのでしっかり動かす。
要は運動してしっかりお腹空かせましょうってことですね。
(実は運動不足すぎて、この時期時々臀部に神経痛が……、湿の関与ありかと。)

最後までお読みいただきありがとうございます!!