本日6月21日から「夏至」。
暦では5月5日の「立夏」から夏が始まっており、8月7日に「立秋」を迎えて終わります。
「夏至」は3か月続く夏のちょうど真ん中です。
夏は1年のうちで陽気が一番盛んな時期となります。その中でも「夏至」は陽気が一番多く、何かとヒトにも影響してきます。
陰陽で言えば、「陽」は「陰」と比べて相対的に
・動的 で、
ヒトのからだにおいては
・気や熱が集まりやすい 性質があります。
五臓「肝・心・脾・肺・腎」で言えば、「心」は他と比べて非常に「陽気」が強い臓なので、暑い夏に陽気がこもりすぎないような養生が大切です。
「ココロ」を愉快に穏やかに整える。そして外に発散させることも大切。
ご自分のココロがゆったりすることにも時間を使ってくださいね。
さらに、日本はただいま梅雨真っ只中。
夏の陽気が盛んになっていく中、湿気もたっぷりです。
この時期に、味の濃いもの、甘いもの、油っこいもの、冷たいものを摂りすぎると、「脾」に負担をかけてしまうこととなり、カラダの中の湿気が増えすぎてしまうこととなります。そうすると、重だるさがとれなかったり、食欲がおちたり、お通じが下痢気味になったり、、、。先日の矢野先生の「芒種」のブログもご参照ください。
そこで、私のオススメの飲物をご紹介いたします。
菊花茶です!!
カラダの余分な熱を外にだしてくれて、気サラサラ、目のサポートにも働いてくれます。写真のようにお湯を注いで、好みの味がでたところでグラスに注いでいただきます。急須にはどんどん差し湯をしておかわりできますので経済的でもあります(^_-)-☆熱々でも、常温でも美味しいですよ。
先日の中国茶のお稽古でいただいた菊花茶には驚きました!
台湾の山で冬に摘まれた芳香菊という種類だそうですが、なんとパッションフルーツの香りがします。また、はちみつの香りや甘みも感じられます。とっても珍しい菊花茶でした。お値段は、なんと1グラム1400円だったそうです。。。また出会えるといいなぁと思っています。
よかったら、菊花茶をお試しくださいね。
暑さ、湿気の多い中、体調が変わることもあると思います。ぜひ、東洋医学的な考え方での鍼灸で、お元気回復のためのお手伝いをさせていただければと思います。
【治療家:熊本 和】
参考文献:『東方栄養新書』メディカルユーコン、『中医養生のすすめ』東洋学術出版社、『臓腑経絡学』アルテミシア