冬至は北半球では太陽が1年で最も低い位置にきて、夜が一番長くなる日です。
夏至に比べると大阪では約4時間20分もの差があるのです。
中国では「一陽来復」といって、この日を陰の極みで、翌日から再び陽にかえると考えられてきました。この日を境に運が向くとされています。つまり、みんなが上昇運に転じる日なのです。
冬至には柚子湯に入り、カボチャを食べる風習があります。
柚子湯は「一陽来復」の運を呼び込む前に、厄払いをする為の禊として身を清めました。
また、柚子=「融通」がきく、冬至=「湯治」に通じて縁起も良いため、冬至は柚子となりました。
もちろん、柚子湯には血行を良くして身体を温めて風邪予防をしたり、美肌効果、リラックス効果もあります。
カボチャは栄養豊富で長期保存がきくことから、冬の栄養補給になり、冬至に食べると風邪にならないと言われています。
また漢方での「肺」「脾胃」の働きを良くします。
[治療家 鈴木綾佳]