大寒は冬の最後の節気であり、二十四節気の24番目にあたる節気です。
大きく寒いと書くことからも「冷気が極まって、最も寒さがつのる時期」という意味があり一年の内で一番寒さが厳しくなる時期です。
実際には気象データから1/26〜2/4までが日本が最も寒くなる時期だと分かっています。
大寒が24番目ですので、次の順番は一番目に戻って「立春」となります。
大寒は1/5〜2/4の前日までの期間を指すこともあります。
期間の意味でとらえると、大寒の最後の日が「節分」となります。
節分は季節の分かれめ、節目という意味です。
今は立春の前日を節分といいますが、昔は二十四節気の立春、立夏、立秋、立冬の前日をそれぞれ節分といい、年に4回ありました。
しかし、立春前日の節分は特別です。旧暦では、この立春の前後がお正月ですから、このときの「節分」は、つまり冬の終わり、一年の最後の日、というわけです。
節分行事の元々の意味は新しい年の始まりの前日に厄を祓って、新年の幸運を願う行事でもありました。
今年の豆まきはぜひ、新しい春の喜びを願って豆を撒いてみて下さいね♪
[治療家 鈴木綾佳]
二十四節気☆小寒☆
小寒とは「最も寒い時期の始まり」を意味します。
小寒が「寒の入り」で、立春の前日が「寒の開け」、寒の入りから寒の開けまでの1か月を「寒の内」と言います。
ちなみに「寒」(かん)とは「最も寒い時期」のことです。
寒中見舞いを出し始める時期でもあります。
冬至よりも寒さが厳しくなる時期だと言われますが、寒さを感じるとともに、少しの辛抱で春がやってきますね。
明日(1月7日)は七草粥を食べる日です。なぜ食べれられる様になったのでしょうか??
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七草粥の由来と起源とは
まずは、七草粥と深い関係のある「五節句」について。
節句とは、1年に5回だけ存在する季節の節目のことです。七草粥を食べる1月7日は、五節句のひとつであり、人日の節句の日と呼ばれるものです。五節句の日付は、下記のことを意味しています。
◆1月7日(人日)
◆3月3日(上巳)
◆5月5日(端午)
◆7月7日(七夕)
◆9月9日(重陽)
つまり、1月7日は1年のうちで最初の節句、「人を大切にする」という意味を持つ「人日」という節句です。はるか昔には、「この日だけは犯罪者を処罰しない日」として、存在していたと言われています。
唐の時代では、人日の日には七種菜羹(ななしゅさいのかん)と呼ばれる、七種類の野菜が入った汁を食べて、無病息災を願ったと言われています。日本にはその後の平安時代になって、この七種菜羹という風習が伝わってきたといわれています。その結果、七種菜羹と、元々日本にあった「若菜摘み」という風習が融合し、七草粥を食べる文化が浸透していきます。
そして時は流れ、江戸時代になると、幕府が人日の日のことを「人日の節句」として、1年間のイベントとして取り入れたことにより、1月7日に七草粥を食べる文化が確立されたのです。
まず七草粥に入っている春の七草とはどんなものなのでしょうか??
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春の七草は以下の7つで、それぞれに意味を持っています。
芹(せり):競り(せり)勝つ
薺(なずな) :なでて汚れを取り除く
御形(ごぎょう) :仏の体
繁縷(はこべら) :繁栄がはびこる
仏の座(ほとけのざ) :仏の安座
鈴菜(すずな) :神を呼ぶための鈴
清白(すずしろ) :汚れのない清白
七草がゆを食べる意味とは??
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七草粥に入れる春の七草には上記で解説したような意味があるのと同時に、体の疲れをいたわるような薬草の効果もあります。
七草粥を食べるということは、一年の無病息災を祈るとともに、お正月のおせち料理などで疲れた胃や腸を休めるという意味もあるのです。
スーパーで春の七草を見かけたら、ぜひ作ってみてください。
明けましておめでとうございます。
昨年はたくさんの方々にお世話になり、本当にありがとうございます。
本年も精進していきます。
どうぞよろしくお願い致します。
[治療家 鈴木綾佳]
二十四節気☆冬至☆
冬至は北半球では太陽が1年で最も低い位置にきて、夜が一番長くなる日です。
夏至に比べると大阪では約4時間20分もの差があるのです。
中国では「一陽来復」といって、この日を陰の極みで、翌日から再び陽にかえると考えられてきました。この日を境に運が向くとされています。つまり、みんなが上昇運に転じる日なのです。
冬至には柚子湯に入り、カボチャを食べる風習があります。
柚子湯は「一陽来復」の運を呼び込む前に、厄払いをする為の禊として身を清めました。
また、柚子=「融通」がきく、冬至=「湯治」に通じて縁起も良いため、冬至は柚子となりました。
もちろん、柚子湯には血行を良くして身体を温めて風邪予防をしたり、美肌効果、リラックス効果もあります。
カボチャは栄養豊富で長期保存がきくことから、冬の栄養補給になり、冬至に食べると風邪にならないと言われています。
また漢方での「肺」「脾胃」の働きを良くします。
[治療家 鈴木綾佳]
二十四節気☆大雪☆
二十四節気の第21節目。
大雪(たいせつ)です。
大雪とは、字から見ても分かるように「雪が降り積もるようになるころ」のことを言います。
師走に入り、日々寒さが増し、本格的な冬に入ってくる地域も多く、池や水溜まりが凍る様になってきます。
また、虫や熊などの動物も冬眠に入る時期でもあり、冬特有の真っ青な高い空を見る事も出来ます。
新年を迎える準備をする、「正月の事始め」の日が12/13です。
一年の汚れを落とす、大掃除から始まります。江戸時代はみんなこの日に大掃除をしたそうです。
日中は温かい日もありますが、朝晩を中心にとても冷えてきています。
風邪をひいたり、体調を崩しやすくなってしまいます。
今から鍼をして楽しく元気なクリスマスやお正月を迎えましょう♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
[治療家 鈴木綾佳]
二十四節気☆小雪☆
読み方は、つい「こゆき」と読んでしまいそうですが、「しょうせつ」と読みます。
小雪は、「雪が降りはじめるころ」のことを言います。
ちょうどこの頃に使う言葉に「小春日和」があります。
これは、旧暦の10月を小春と呼ぶ事に由来する言葉で、春先に使うのは誤りという事になります。
現在の新暦で言えば10/23〜12/22頃が旧暦の10月の範囲です。
この時期の天候や陽気が春のものと似ていますが、春とは区別する意味合いもあり、「小春」と呼ばれるようになりました。
これまでの寒さとは打って変わって、日差しも暖かくて陽気になることがあります。このような日を小春日和と言います。
つまり、「ふいにやってくる春のように暖かい日」と言えます♪
あくまでも晩秋〜初冬にかけて使う言葉になります。
俳句においては、小春日和は冬の季語です。
[治療家 鈴木綾佳]