二十四節気 霜降

霜降(そうこう)とは、朝夕にぐっと冷え込み、霜が降りる頃のこと。初めは山のほうで、12月に入ると平野にも霜がやってきます。

「霜降」は秋の最後の二十四節気。
次の「立冬」からは冬の始まりです。

秋は「肺」をいたわる季節
中医学の「肺」は、呼吸機能のほかにも、水液の一部、体温調節機能、免疫機能の一部まで含んでいます。
肺の働きの一つに呼吸によるガス交換がありますが、「呼気(吐く息のこと)」は肺が受け持ち、「吸気(吸う息のこと)」は腎が受け持って呼吸が成り立っています。
新鮮な空気は腎におさめ、肺は濁気を排出して体の気を入れ替えています。
肺は呼吸作用を通して気や水液代謝をしますから、この作用が衰えてくると、咳や痰、息切れ、喘息などの症状だけでなく、浮腫や頻尿、尿の減少などのトラブルも出てくるようになります。

[治療家 鈴木綾佳]

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