二十四節気 処暑

こんばんは😊
本日は二十四節気の処暑について
ブログを書かせていただきます

処暑は二十四節気の第14節目
"暑さが落ち着く頃"を意味します
今年は8月23日から9月6日の期間が処暑の頃です

それにしても
あっという間に秋でびっくりしています…😳
夏真っ盛りの暑い時期が短かった気がするのは
気のせいでしょうか…
暦の上だけでなく本当に秋めいてきて
秋も素敵な季節で好きですが
夏生まれのせいか
夏好きな私としては
すこし名残惜しくもあります🌻🍉🎐

処暑の頃には台風が発生しやすく
風害から農作物を守るため
立春から210日前後の頃に
"風祭り"が行われるそうです
(今年は8月31日がちょうど210日目です)
風による被害なく収穫できるよう
しっかりお祈りしたいものです🌾

また、去年からずっと疫病が続いていますが
風邪という言葉が示すように
人の健康にとっても"風"は切り離せない存在です
風祭りは農耕儀礼ではありますが
疫病が続く世の中なので
風を鎮める風祭りに注目してみました

季節の変化は体にも影響を与えます
夏の疲れも出る頃ですので
みなさんご自愛くださいね🌝

米田友紀
夏の終わりを感じさせる夕焼け…寂しいです。笑

二十四節気 立秋

8月7日からは暦の上ではとなります。 まだまだ陽気盛んな夏のように見えても、少しずつ少しずつ陰気が増えていき次の季節の準備をしているんですね。

二十四節気の「立秋」(8月7日~22日)を5~6日ずつ3つの季節に分けて詩のように表した「七十二候」があります。 

・涼風至(すずかぜいたる)8月7日~

・寒蝉鳴(ひぐらしなく)8月12日~

・蒙霧升降(ふかききりまとう)8月18日~  

これらの言葉を見ているとだんだんとらしくなっていくように思えます♪ 「暑い」だけではなく少しでも季節の変化を感じ取りながら過ごしていけるといいですね。 そして8月23日は暑さの峠をこして「処暑」を迎えます。待ち遠しい。。。

8月6日立秋の前日。鍼灸大仙堂の窓から見える古墳。太陽の光を浴びてピカピカ光っている木々がどのように変化していくか楽しみです♪

そして、秋と言えば美味しいものがいっぱい! 夏から秋にかけて実が熟していくイチジクもいいですね。 スーパーにはすでに大きなイチジクが並んでいました。2個480円!!

早く熟して欲しい。コンポートにするか、サラダにつかうか、そのままか。。。

イチジクの東洋医学的効能を調べてみました。

・健脾益胃 胃腸を丈夫にする  

・潤肺止咳 毛細血管の循環障害改善

・解毒消腫 炎症を収めて炎症によるむくみを改善する

いろいろと良い作用をしてくれそうですが、食べ過ぎはかえって体に負担がかかります。 なんでもほどほどに。。。が大切ですね。

どうぞお元気でお過ごしくださいね。【鍼灸大仙堂治療家:熊本 和】           

参考文献:梁晨千鶴著『東方栄養新書』メディカルユーコン

二十四節気 大暑

こんにちは👋

7/22は、大暑(たいしょ)、二十四節気の第12節。

小暑より数えて15日目頃を言います。
夏の節気は立夏りっか小満しょうまん芒種ぼうしゅ夏至げし小暑しょうしょ大暑たいしょとなっており、
大暑は夏の最後の節気です。

大暑の「暑」とは「炎熱」の意味で、「大暑」は「炎熱の時期」という意味だそうです。(中国語で「暑い」という意味には「暑」ではなく「熱」という字を当てます)

総合するとものごっつあっつい日ということになりますね。
そして夏の終わりのような感じがありますが、これからですよね、夏🍉🌻🏖🐝

夏至で陽の極みとなり、以降は陰の季節になって居るはずですがそう簡単には転化はしません。
火にかけた水が沸点超えたら急に冷たくなることのないように、、、

さて、この大暑をさらに約5日ずつに分けた「七十二候しちじゅうにこう」は?というと。

桐きり始はじめて花はなを結むすぶ 7/22〜27
高級木材の桐が花を咲かせる頃。桐は伝統的に神聖な木とされ、豊臣秀吉などの天下人が好んだ花であり、現在も日本国政府の紋章として使用。

あぁ〜見たことあるある!紋章
高級木材の桐の花。あ、初めましてです。


土つち潤うるおいて溽むし暑あつし 7/28〜8/1
熱、湿がまとわりつく蒸し暑い頃。この暑さを打ち水などでしのぐことしかできませんが、木や草花は緑をますます濃くし我々に不可欠な酸素を作ってくれています。

山歩きしたいですね〜。ふと気を抜くと自然の厳しさを痛感することも。


大雨たいう時ときどき行ふる   8/2〜6

夕立や台風などの夏の雨が激しく降る頃。きれいな青空に湧き上がる入道雲は、夕立を教えてくれます。雲の頭が坊主頭に見えることから、入道雲と呼ばれています。

遠くからいる分には良いが、この直下は。。。

7月17日に関西では梅雨明けし、
本当にその前後では昼夜問わずに雷鳴轟き、雨も多く降りましたが
小暑の記事にもありました、“雷が鳴れば梅雨があける” という諺通り!

昔は、これら二十四節気の内容は現実とはめちゃくちゃずれていると感じてましたが合ってきていると思いませんか?
と思っているのワタシだけでしょうかね😅


少し前から夏日が続き、例年猛暑猛暑と警告が出ていますので
外出時には水分、日差し対策、扇子などの涼感道具の携帯をお忘れなく。


今年は数年?下手したら十年ぶりに海や川、プールに行けたらなぁ
(もちろん3密、感染予防&対策をしながら)

ではでは👋

ご覧いただきありがとうございました。

[治療家 矢野慎也]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  「ちょっと東洋医学」

前回,芒種の時には「湿」をチラリと。

今回は夏に幅を利かせている、(邪)、(邪)について。


は、熱性をもつ事物の全てが火熱の類に属し、夏季の主気です。

ただではそれぞれもっとも盛んな季節や、その気候の特徴も違う為、
暑・火では発病、病理変化、症候にも異なった面があります。

発端の中国では火の季節が先に訪れ、のちに暑の季節が訪れますが、
日本では暑が先、火があととなります。

その違いは梅雨の時期が先か、あとかの違いで、
中国では先に夏、後に梅雨(国土が広いため諸説あり)
日本は梅雨が先で、夏があと。

というような塩梅。
では暑の気候の特性はというと、湿に火が絡んだ気候、故に日本では梅雨時期〜初夏。ジメジメとして蒸し暑いイメージ


火の気候の特性はというと、熱に燥(乾燥)が絡んだ気候、真夏〜初秋。
ただただ暑くてカラカラなイメージ。実際の日本の夏はズーーーっと蒸し暑い印象。

暑と火、どちらも陽熱の邪で、開泄の性質(暑さで毛穴全開のイメージ)があるため、多汗となり、汗が流れる動くには気も必要としているため、汗とともに気も流れ出てしまいます。
これが度を越すと脱水症状、目眩、熱中症症状などを引き起こします。
(※前回芒種の時と同様に、上記が絶対に起こるわけではありませんので、ふぅ〜ん程度にとどめていただけると幸いです。)

じゃぁ、よく言われる飲み物、塩分取ればええのか?なのですが、
飲み物に関しても、塩分(食べ物)に関してもその人ヒトによって消化吸収される度合いも体格による必須量も違うので一概にはいえません。

ほな何がええのか、大原則としての気!
これがなければ、動けない、お腹動かない、食べても吸収してくれないetc….

かつ、熱、火に対抗できる水(東洋ではスイ)の充実。
これら気、水が不足しないようにするには睡眠です。

夏は日が長くどうしても活動的になりやすい(陽気が盛んな季節)ですが、
今一度睡眠の見直しを。。。

最後まで閲覧していただきありがとうございます。

二十四節気 小暑

こんにちは😊
本日、二十四節気が夏至から小暑へと移りました
小暑とは”梅雨があけ、夏の暑さが本格的になってくる頃”を指します

とは言え、今日も1日雨模様
この雨もしばらく続きそうですね
大難が小難に、小難が無難になってくれればと思います

雨に関する諺で
“雷が鳴れば梅雨があける”
という言葉があるようです
この激しい雨の終わり頃
大きな雷とともに、梅雨の終わりを伝えてくれるのでしょう

長雨が続くとお体に不調が出てくる方もおられると思います
降ったりやんだりしてくれればまだ良いのですが
長く雨が続くと、天気と同じように体もどんより停滞しがちです
そして、外のジメジメした湿気に反応して、体の湿気も助長されてしまいます
梅雨に入って足が浮腫みがち、なんて人もおられるのでは(…私です😅)
なので、このようなときには
体の湿気を増やしてしまいがちな
甘いもの🍰はすこし控えめにして
水はけをよくしてくれる食べ物…豆類やとうもろこし🌽などを食べて
養生してみるのも良いですね

そして今日はもうひとつ
7月7日と言えば、七夕ですね🎋
私は短冊を書き、無病息災を願い、そうめんにオクラを添えていただきました☆彡
あとは夜空を眺めるだけです🌌
毎年この時期は雨でなかなか天の川を拝むことはできません
小さい頃は織姫と彦星の心配をしたものですが
雲の上はいつも晴れているので大丈夫ですね

良い七夕の日をお過ごしください🌝

米田友紀

私は小暑の頃になると…、沢に行きたくなります。

二十四節気 夏至 

6月21日、「夏至」(げし)到来、2021年は7月6日までがその期間になります。
「立夏」「小満」「芒種」「夏至」「小暑」「大暑」と夏を6分割したうちのちょうど真ん中。樹木の緑もますます深まってきています!

2021年6月20日 鍼灸大仙堂の窓から見た古墳。雨降りで潤った樹木の葉っぱがもりもり!

ここで「太極陰陽図」に二十四節気の移り変わりを組み合わせた水彩色鉛筆画をみてみましょう。
太極陰陽図の陽気をあらわす白い部分が一番膨らんでいるところに「夏至」が位置しています。

「夏至」は一番陽気が高まる時期だということがおわかりいただけると思います。
「立夏」のblogでも書きましたが、自然界の陽気が増えていくこの時期に、ヒトも陽気が増えていきます。養生のポイントは、身体に陽気(熱)をため込みすぎないこと!

お散歩やウォーキングでじんわり汗がでる程度に体を動かし、体の陽気(熱)を外に出しましょう。適度に熱を放出しておくことで、夏だけでなくその後の秋、冬も健やかにすごすことができます。とは言っても、暑い時期なので、朝夕の涼しい時間帯を選ぶ、こまめな水分補給をする…など工夫してくださいね。

この2枚の写真は梅雨の谷間の爽やかな青空。
猛暑は困るけど、梅雨明けが待ち遠しいですね。
自然界の動きに合わせた養生をして、お元気でお過ごしくださいね。

【治療家:熊本 和】