ランニング中に遭遇する
赤青黄色のゴレンジャー
ラジオ体操後にも関わらず
勝ち誇った笑い声と共に
道幅いっぱい5人が並んで
こっちに向かってくる
避けようと思えば思うほど
凝視してしまう
凄まじいエネルギー
定かではないが
ゴレンジャーの笑顔で
地球の何パーセントかは
平和が保たれているはずだ
やまかつ
Every day is a good day!
ランニング中に遭遇する
赤青黄色のゴレンジャー
ラジオ体操後にも関わらず
勝ち誇った笑い声と共に
道幅いっぱい5人が並んで
こっちに向かってくる
避けようと思えば思うほど
凝視してしまう
凄まじいエネルギー
定かではないが
ゴレンジャーの笑顔で
地球の何パーセントかは
平和が保たれているはずだ
やまかつ
長女はオバケ
次女もオバケ
三女は獅子舞が怖いらしい
怖いものがあるって
自分以外の存在を
認めている証拠
怖いものがあるって
悪いことはしてはいけない
と心の何処かにちゃんとある証拠
私が怖いものは、、、ヒミツです
やまかつ
海から陸へやってくる波
意識して感じる心臓の鼓動
闇夜を照らす月の満ち欠け
様々な季節の移り変わり
このリズムの中に生まれ
このリズムの中で生き、死に
また、リズムの中に生まれる
この秩序は狂う事がなく
小さな円は大きな円を支え
ある抑揚を別の抑揚が包む
そう
ひとつの環のなかで
やまかつ
さて
鍼をするのは私なのか
私を集中させるのが鍼なのか
私がそのツボに鍼を刺すのか
そのツボが私に刺さるのか
両者なのか
どちらでもないのか
これら私と鍼と相手が複雑に
絡み合い分離することはできない
ひとつ なじませること
ひとつ つながること
その瞬間
結果として鍼が成立
それが鍼をするということ
やまかつ
患者さんの苦しみを抱え込み
逃れることのない自分との葛藤
雨滴のような息をのみこみ
永遠と続く沈黙
そして自問自答
一歩一歩と思考を重ね
未だ見ぬ世界へと分け入る
命を預かり 鍼をひとつ
鍼をひとつするとはそういうこと
他の何でもない己との会話
やまかつ