This week’s flowers 20230316

こんにちは!治療家の熊本和です。

3月6日から二十四節気の啓蟄ですが、二十四節気の15日間をさらに3つに分けて虫や動物などの生き物、植物、天候などの変化を知らせてくれる暦が七十二候です。今日、3月16日から5日間は「菜虫化蝶」の候となります。待ち遠しかった春が本格的になってきました♪

今日届いた春らしいお花をご紹介します。

撮影は池田玲子先生です。

☆チューリップ ☆アルストロメリア ☆スイトピー ☆スカビオサ ☆アジサイ    ☆マーガレット ☆ストック ☆ラクスパー

ラクスパーは右端に斜めに伸びているピンク色の花です。デルフィニウムの近縁種だそうです。

ぽかぽか陽気の今日、私が飲んだコーヒーはコスタリカのハニープロセスのものでした。少し浅めに焙煎して、フルーティーな酸味を楽しみました。

東洋医学では、「味」という観点から薬物の効能を分類整理しています。

酸・苦・甘・辛・鹹の5つの味です。中国最古の医学書で今の時代も東洋医学の基本となっている『黄帝内経』の《素問・至真要大論》に、5つの味の作用が記されています。「辛は散じ、酸は収め、甘は緩め、苦は堅し、鹹は軟ず」。2千年以上前の人は長期にわたる薬物の使用経験から味の異なる薬物は異なった治療効果をもつことを知り、薬の用い方を整理したということです。

コーヒーは焙煎の浅さ、深さによって、味を変化させることができます。いつもは少し甘味苦みを感じるやや深めの焙煎加減が好きな私ですが、今日は酸味を心地よく感じる体調だったということでしょうか。そして、夜にこのブログを書いている私はチョコレートをつまんで緊張を緩めようとしているのでした。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

【治療家:熊本 和】

This week’s flowers 20230216 と 世界のコーヒー体験

こんにちは!今週のお花をご紹介します!

写真撮影は池田先生。上に伸びているグリーンがありどう撮るか苦労されたそうです。感謝。

花材のご紹介♪

チューリップ★ラナンキュラス★ガーベラ★ミニバラ★アリウム★スイートピー★ストック★ユーカリ★利休草

春らしい色合わせの花の中から一本、上へと伸びている利休草。

まるで立春以降の自然界の様子をあらわしているように思います。冬の寒い時期はひっそりと隠れていたものが、春の訪れとともに顔をだし成長していく感じです。ヒトも内にあった陽気が張り出そうとしてきます。その陽気をうまく外に発散させていくこと(例えば、少し汗ばむような軽い運動など)で健やかにすごせますよ。

さて、2月の珈琲クラスの実習では世界のいろいろなコーヒーを焙煎、ドリップして味比べをしました!

14ヵ国のコーヒー生豆から参加者おひとりずつに飲んでみたいものを選んでいただきました。

今回選ばれたのは、以下の4種類です。

ゲイシャ

ハワイコナエクストラファンシー 

パプアニューギニア

モカ ナチュラル

選んだ生豆をご自身で、焙煎、ドリップ。試飲してみて、一番人気だったのは、ゲイシャやハワイコナではなく、モカのナチュラル精製の豆でした。こちらの焙煎・ドリップ担当は初参加のまゆちゃんでした。そう!初めてでもとっても簡単に美味しく出来上がります♪

余裕の上級コースのみなさん。

上級コースでは同じ銘柄で10年前の豆と新しい豆、またロブスタ種とアラビカ種の豆、焙煎してから3か月のものとの飲み比べをしました。皆さん手慣れた感じでスムーズに焙煎、ドリップをされて、試飲タイムを楽しんでいただきました。

1か月前のブログで好評だったクイズを今回も♪

Q「ゲイシャ」は「芸者」にちなんでつけられた名前である。

Q.「モカ」は栽培者の妻の名前にちなんでつけられた名前である。

Q.「マンデリン」は果物のマンダリンの爽やかな香りにちなんでつけられた名前である。

Q.アメリカンコーヒーはコーヒー液にお湯をつぎたして薄めてつくる。

どんな回答になったでしょうか?大仙堂で私(熊本)を見かけられたら、答えをつぶやいてみてください。今月も喜んで反応すると思います♪

【治療家:熊本 和】

This week’s flowers 20230119 &「十の徳」

大仙堂ブログへようこそ。治療家の熊本です。今週のお花をご紹介します!

写真撮影は池田先生です♪

一輪のオレンジ色のバラと青色の矢車草・紫色のアネモネの組み合わせがぱっと目を惹きますね。でも、他の白いアルストロメリアとアネモネ、薄いピンクのスイートピー、グリーンのユーカリがあるからこそ映えるんですね。お花の世界も深い~!!

さてさて、「十の徳」とはなんぞや??

亡き父が毎日愛用していた急須。何か所か欠けていたのを簡単金継で補修して、新年のお茶を淹れてみたところ「茶十徳」の文字に気づいたのでした。今まで模様としてしか見えていなかった私・・・(^^;)

インターネットで調べてみると、茶祖・栄西禅師の弟子・明恵上人が、茶道を稽古しているといろいろと良いことがあり、それを「茶十徳」としてまとめたとのこと。明恵上人は日本で初めて茶の木を栽培した人でもあるそうです。

「茶十徳」のうち、五臓調和、無病息災の二つは治療家として気になるところです。

適切な湯の温度や時間で淹れたお茶は甘くて優しくて本当においしいです。やっと父の味に近づけた気がします。

そして、、、「家計支出から見た全国1世帯当りの飲料支出金額」の内訳をみると、緑茶よりやや多めの支出となっているのがコーヒーです。コーヒーも適切に淹れたものは本当においしいし、からだにもやさしいです。

先日の「珈琲クラスin鍼灸大仙堂」の実習ではアイスコーヒーをつくったり、調理方法の違いによるコーヒーのおいしさの違いを確認する実習を行いました。いずれも、理論をふまえて丁寧に淹れたコーヒーはとっても美味しかったですよ。

以下はご興味のある方に回答を考えてみていただければと思います。

Q.アイスコーヒー専用の豆ってあるの?

Q.ホットで淹れたコーヒーを冷まして氷をいれたらおいしいアイスコーヒーになる?

Q.ドリップするとき、お湯はやかんから直接注いでも味は同じ?

Q.ドリップするとき、お湯を注いでいったんお湯がすべて落ちてから、お湯を継ぎ足す?

Q.ドリップ用フィルターは薄いほどよい?

Q.コーヒーには洋菓子が一番合う?

どんな回答になったでしょうか?大仙堂で私(熊本)を見かけられたら、答えをつぶやいてみてください。きっと喜んで反応すると思います。

2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

【治療家:熊本 和】

This week’s flowers 20221215 &おいしい温度

大仙堂ブログへようこそ!治療家の熊本 和です。

本日、届いたお花をみてくださいね。

写真撮影は池田玲子先生です。

色合いがサンタさんの赤い洋服と緑のモミの木、そして白い雪を想像させるようなクリスマスシーズンらしいアレンジメント🎄

花材のご紹介♪

ラナンキュラス、バラ、マーガレット、カーネーション、バーゼリアストロベリー

ポリシャス、さつま杉、ナンキンハゼ

ナンキンハゼは街路樹でもよく見かけます。今の時期、枝先に白い実がはじけているのをみると、リースを飾るのに欲しくなりますが、高い位置なのでいつも見ているだけです。先日はこんなナンキンハゼを見ましたよ。

さて、「おいしい温度」についてです。

12月の珈琲クラス上級コースでは、とことん温度にこだわって淹れたコーヒーとそうでないコーヒーの飲み比べ実験をしました。

サーバーやカップを事前に温めておき、適温のお湯をドリップポットから注いで淹れたコーヒーは冷めても美味しさが違いました!適温かつ温度を保ちながら丁寧に淹れることで、コーヒーが持つ特有の苦味や酸味、甘味などが最も良いバランスで抽出されるのですね。

お茶だと香りを楽しみたいほうじ茶、番茶、玄米茶などは、90度以上のお湯を使うことで風味をひきだすことができます。また、玉露などの甘味やうま味が強いものは、50~60℃のお湯が味わいを最も引き出すとされています。父が毎朝丁寧にいれてくれた甘いお茶が懐かしい!!

飲み物だけでもなく、先日初めてチャレンジしたチョコレートづくりでも温度管理がとっても重要でした。

カカオバターを50度の湯煎にかけながら、42度まであげて、すぐ水を張ったボールに浸けて26度まで下げて、またすぐに湯煎にかけて31度まであげて・・・。この一連の作業をテンパリングというそうです。しかも、チョコレートの種類によって適温が違います。テンパリングによって、チョコレートに含まれるカカオバターの結晶を最も安定した状態にする温度調整をして、つやつやした見栄え、滑らかな口当たりのチョコレートが出来上がります。あまりにも慣れない大変な作業だったので、チョコレートづくりの2回目はないと思います(;^_^A

2022年もあと2週間ほどですね。今年もあと少し。どうぞ佳き新年をお迎えくださいね。

【治療家:熊本 和】

This week’s flowers 20221117 &珈琲

大仙堂ブログへようこそ。治療家の熊本和です。

まずは、本日、届いたお花の紹介をさせていただきます。今日のお花もとっても素敵です♪色合いが瑞々しく、フレッシュなエネルギーをもらえそうな気がします。

                               撮影は池田玲子先生

使われている花材はシンプル!

・マーガレット、・バラ、・ラナンキュラス、・アジサイ、・カーネーション、

・ブルーアイス、・サツマスギ ←この2種類は枝モノです。

私が習っているお花の先生は「グリーンをうまく入れることが大事!」とよく話されています。花とグリーンがそれぞれに引き立てあって一つの絵になるんだなあと思います。

次は11月の珈琲クラスの様子をご紹介!

基礎コースから上級コースに進まれた方がお二人。その上級コースの1回目。

座学ではコーヒー生豆の流通や収穫年度のことを学びました。産地から日本の私たちのところにやってくるまで、たくさんの人の手がかかっていること、農園の様子を思い浮かべながら、大事にいただきたいと思います。

そして、実習では3種類の調理器具による焙煎をして、味比べをしました。

まずはフライパンによる焙煎!動画にしていますので▶をクリックしてみてくださいね。素晴らしいフライパン捌きで結構美味しそうに焙煎できました。ただし20分ほど時間がかかりました。

フライパンの扱いがとってもお上手ですが、調理のプロではないそうです。

次にゴマ煎り器で焙煎。煙モクモク!3分ほどで黒く焼きあがりました!

短時間で黒く炭のようになってしまい、制御不能でした。。。

そして、いつもの焙煎器。セラミックロースター「匠」です。5分弱でいい香り、いい色合いに焙煎できました!

 写真は基礎コースの焙煎の様子

3種類の調理器具による焙煎豆を使ってドリップし飲み比べ。一番美味しかったのはセラミックロースターの「匠」でした。フライパンは熱いうちはあまり味の差がわからなかったのですが、少し冷めると金属っぽい味が前にでてきました。ゴマ煎り器は・・・炭でした(涙)調理するものに合わせた調理器具選びがとっても大切!!

コーヒーのお供にお出ししたお菓子とアーモンド。アーモンドは生のものを「匠」で焙煎してお出ししています。これもとっても美味しいですよ。

参加者の方からは「おうちで焙煎して飲むだけなら上級まではいいかな?と思っていたけど、興味深い学びがあって参加して良かったです。」という感想をいただきました。ありがとうございます!12月の珈琲クラスは12月4日(日)開催です。基礎コースもやっています。興味のある方は大仙堂受付までお知らせください。

【治療家&コーヒーインストラクター:熊本 和】