おにぎり。

花
新米のうまい季節

ひとつぶひとつぶが
ピカピカひかり輝き
モチモチの口当たり

おにぎりになると
その美味さは何倍にもなる

人間もそうだ
何でもつかめる手
どこにでも行ける足
髪の毛、内臓、皮膚たちが
ひとつになった時

最高の私が創られる
最高のあなたが創られる

やまかつ

変わりなき秩序。

紅葉①
多様な変化の中
変わらない何かがある

東から昇る太陽
秋の次に到来する冬
成長成熟し 枯れ行く命
呼吸する私

日々の生活の中
振り回される中
風が吹き荒れる中

忘れてはいないか
雲の上の変わりなき秩序を

ふと
この不易な教えに感謝する

やまかつ

最高のタイミング。

大仙公園の木
すべてはこのためだったのか

それまでは自問自答の繰り返し
知識ばかりが先に立ち
徐々に疑いへと姿を変え
狭い場所へと追い込んでいく

そこへ訪れる 急な流れ

全ての繋がりを肌で感じ
扉が開き、光が差し込む

更に気付く
扉なんて本当はなかった
初めから明るかったんだ

感覚が知識を追い抜くその瞬間

その流れは最高のタイミング

やまかつ

パンツ一丁。

マルコ
服を脱いで鏡の前に立つ
服を着ていない私がいる
パンツ一丁がそこにいる

普段は父親としての服を
また、先生としての服を
更に、大人としての服を
時と場に合わせて替える

その何枚もの服を脱いだ
鏡前のパンツ一丁の私は
本当は何がしたいのか

自分の中心に問いかける

やまかつ

ルールのひとつ。

滑り台②
娘たちの就寝前

子ども部屋にて
お姫様ごっこをしている

そこへ妻がひとこと
「喧嘩するか、誰か泣いたらそこで終わりやでー」

そのルールええなぁ
臓腑が喧嘩することなく
またどの臓腑も泣くこともない

そんな鍼がしたい
あぁ、感謝感謝

やまかつ