では、引き続き。鍼灸 大仙堂の内部をご紹介していきましょう!
今回は床材について!
鍼灸 大仙堂の床材は全て木の無垢材を使用しております。が、待合室と施術室の床材は違います。更に施術室の床材は…。
先ずはコチラ、待合室の床材について。
幅広のオーク(節あり)です。何故この床材を選んだかというと、それは硬くて頑丈だから。
大仙堂の待合室は、治療に来た子どもたちが走り回ったり、yogaクラスをしたり、珈琲クラスをしたりと、色々な用途で使用できるように広く作られています。
何を落としても、何をこぼしても、少々傷ついても何も気にすることはありません。むしろ、鍼灸 大仙堂の歴史が刻まれている待合室の床材、ええ感じに育っております。
そして、ここが待合室と施術室の境界線です。
気付かれている方もおられるかもしれませんが、待合室と施術室の床材は違います。
待合室は固く頑丈なオークを使用しているのに対し、施術室は優しく柔らかい檜を使用しています。それは、外から玄関ドアを開け→待合室→施術室と中に進むにつれて、流れる空気を徐々に優しく柔らかいものに変えたかったからです。
治療を受けるときには既に身体が緩みはじめている、そのような仕掛けをあちこちに作っています。是非、足の裏からも感じてみて下さい。
施術室の中に入ると長い廊下が現れます。そこには、優しく柔らかい空気が流れます。
もちろん、待合室と施術室ではBGMも違いますし、実はお香の種類も違います。更には天井も…。
頑丈で幅広なオークを使用していた待合室に対し、施術室は柔らかい幅狭の檜を使用。
実は5年程前、鍼灸 大仙堂を倍以上の広さに増築したのですが…増築前後の施術室の床材の幅やラインを合わせることに拘り施工して頂いたことが昨日の事のように思い出されます。
施術室=患者さんを治療する場でありますから、空気は優しく柔らかく、更に常に流れている必要があるからです。長い廊下の端から端まで、滞りなく流れ続けている空気に身を置くことで、身体が緩みはじめている感覚を、患者さんには無意識に味わって頂いております。
長々と床材について語ってしまいましたね。
鍼灸 大仙堂への拘りはまだまだあり、永遠に続きそうですが…。
また、お付き合い下さいませ。
そんな感じで。ほな。
やまかつ