夏至(げし)は二十四節気の7番目です。
こよみ便覧によると
「陽熱(ようねつ)至極(しごく)し、又、日の長きのいたりたるをもってなり」とあります。
夏至は、冬至とは反対に、一年で最も昼が長く夜が短くなる日で、昼の12時のときの太陽の高さも、一年で最も高くなります。
南北に長い日本列島でも、北へ行くほど昼の長さが長くなり、冬至の日と比べると、東京で約5時間、北海道の根室では約6時間半も長くなります。
この時期は北の地方ほど、昼の長さが長く、北極に近い北欧などでは、太陽が一日中沈むことがない「白夜」が起きます。
「夏に至る」と書くように、夏至を過ぎるといよいよ本格的な夏の到来。
気温が上がり、暑さは日に日に増していきますが、日照時間は冬に向かって少しずつ短くなっていきます。
[治療家 鈴木綾佳]
2020年6月21日(日)、夏至の日の夕方16時ごろから18時ごろにかけて、日本全国で部分日食が見られます。南西日本ほど大きく欠け、沖縄などでは深い部分食となります。また、インド北部や台湾などでは金環日食が起こります。
日本で見られる日食は2019年12月26日の部分日食以来ですが、次回全国で見られる日食は2030年6月1日の北海道での金環日食(他の全国各地では部分日食)までありませんので、梅雨空に晴れ間が生じたら、是非見ておきたい天文現象と言えましょう٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
国立天文台やNASAのデータを調べた限りでは、1648年(慶安元年 徳川家光が将軍の頃)以降、日本で夏至の日に日食が起こったことはありません。
372年ぶりだそうです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪