芒種(ぼうしゅ)は二十四節気の9番目です。
こよみ便覧によると
「芒(のげ)ある穀るい稼種(かしゅ)する時なればなり」とあります。
「芒」とは、米や麦などイネ科の植物が実った時、その果実の先にある針状の突起のことです。
「稼」とは、暮らしをたてるためにせいを出して働く。という意味ではなく、穀物を植え付けるです。
新暦の6月にはすでに田植えが終わっているので実際の季節とズレていても仕方ありません。
これは旧暦を新暦に変換した時に生じるズレで、旧暦の芒種は、おおよそ4月末〜5月初旬です。
梅の実が青から黄色に変わり、百舌が鳴き始めます。
カマキリや蛍が現れ始める頃でもあり、次第に梅雨の季節に入ります。
[治療家 鈴木綾佳]