二十四節気 啓蟄

啓蟄(けいちつ)とは、陽気に誘われ、土の中の虫が動き出すころのこと。一雨ごとに春になる、そんな季節の気配を感じながら。

○春は肝のトラブルが多い季節

3000〜4000年ともいわれる長い歴史をかけて、季節の変化と体の変化を観察しています。
それによると、春は五臓のなかの「肝」の気がたかぶりやすい季節なので、肝を補養することが健康上大切と説いています。

東洋医学の肝の働きは、西洋医学の肝臓の働きと同じというわせではなく、肝臓の本来の働きである血液の貯蔵、分配、解毒などのほかに、目や筋肉、情緒のコントロール機能などまで広範囲にわたっています。

季節の変化で体が変わるとは…不思議ですよね!
でも、実際に私たちの体は季節を敏感に感じたりながら生活しているみたいです。
そんな自分をたまには感謝したり、褒めてみあげて下さいね^ ^

[治療家 鈴木綾佳]

沈丁花(じんちょうげ)今年も咲いてくれました^ ^
良い香りがしますよ♪
来られた際には一度香りを楽しんでみてくださいね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

二十四節気 雨水

雨水とは、降る雪が雨へと変わり、氷が溶け出す頃のこと。昔からこの季節は農耕の準備をはじめる目安とされてきました。

動植物の成長や発動をうながす「風」ですが、元気が不足し、抵抗力が衰えている人にとっては、体調をくずす要因となることがあります。
これを「風邪(ふうじゃ)」と呼びます。
「風」には上に舞い上がる性質があるためか、人でも頭や顔などの上部が侵されやすく、目の充血、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、めまい、のぼせなどの症状となってあらわれます。

「風邪をひいた」とは、「風」に侵された事だったのです。
花粉症もこの症状と似ています。

風邪は春だけでなく一年中発生します。
その対策は、体表で発散させて体に侵入させない事です。
昔から風邪の対策に、ネギやショウガを入れたお粥を食べて、寝て汗をかくと言う方法がありますが、これは「風邪」がまだ体の深くまで侵入しないうちに、汗と一緒に追い出すという考え方です。
寒気がして鼻水が出るような寒性の風邪の時は効果的です。

[治療家 鈴木綾佳]

一昨年のシクラメンも頑張って咲いてくれました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

二十四節気 立春

立春とは、初めて春の兆しが現れてくる頃のこと。

今年は2021年の立春の瞬間は『2月3日の23時59分』なのだそう。あと1分遅ければ例年通り2月4日だったと考えると…
騙されたような、特別の様な感じですね!

春は風と共にやってきます。
最初に吹く南風を「春一番」と呼ぶように、自然現象の特徴は「風」が多い事です。
風が吹くごとに暖かさが増し、動植物はその春の気に先導されて活動を開始します。
これは人間も同じこと。
風が暖かくなると心がはずみ、新しいことを始めたくなります。

春は食べ物と運動が心と身体のコントロールに必要な季節です。

[治療家 鈴木綾佳]

二十四節気 大寒

大寒とは、一年でもっとも寒さが厳しい頃のこと。日がしだいに長くなり、春へ向かう時期でもあります。
二十四節気の24番目の節気で、24つある節気の最後になります。

「大寒」が終わると「立春」。すなわち暦の上では春がやってくることになっています。

大寒の朝に汲んだ水は1年間腐らないと言われ、昔の人達は長期間保管していたそうです。

大寒の日の朝は凍てつくような寒さ。
その中で雑菌もなかなか繁殖できません。そこから、大寒の水はきれい、質が良いと言われ酒・醤油・味噌などを作るのに非常に適した季節と言われています。

[治療家 鈴木綾佳]

熊本先生にお誘いしてもらい、去年初めて料理教室で手作りした麦味噌です^ ^
出来上がるのを楽しみにしながら発酵中です♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

老化防止と長寿のためによいお味噌

東洋医学的効能としては…
・体にこもった余分な熱を収め、毒を解消する
・ストレスを解消する

現代の研究では…
・動脈硬化、高血圧、心臓病の予防
・骨粗鬆症の予防
などなどにも効果があるそうです。

味噌は胃腸の機能を高めてくれる長寿商品で、大豆は良質のタンパク質に富み、栄養バランスも優れています♪

味噌にも色々調理方法がありますが、気軽に食べれるお味噌汁から食事に取り入れてみてはいかがでしょうか(≧∇≦)⁇

二十四節気 小寒

小寒とは、寒さが極まるやや手前の頃のこと。寒の入りを迎える今日から寒の明け(節分)までの約1か月が寒の内。
一年で最も寒さの厳しい時期になってきますね!

古典名書には
↓↓↓
冬は「閉蔵(へいぞう)」の季節という。
冬の三か月間は、万物の生機が閉じこもる。
至る所で川が凍り、地が裂け、天の陽気は万物から遠ざかる。


冬の養生法…

夜は早く寝て、朝はゆっくりと起き、日の出日没に伴って起居すべきである。

欲望を鎮めながら、すでに遂げたような満足感を保つ。
体内の陽気を漏らさないように、寒い刺激を避け、体を温かく包む。


これは冬の「閉蔵」の気に相当する養生法である。
これに背くと、冬によく活動する腎気が傷む。
すると、翌春に足が痺れ、腰が曲がる病気になる。

と書かれています。

※閉蔵(へいぞう)とは
冬は草木が枯れ落ち、穀物は倉(蔵)の中にしまい込まれ、動物は冬籠りする様に、すべてを閉塞して陽気(エネルギー)を外に出さない季節です。

※冬の養生法…
気を鎮めてひそやかな気持ちで過ごし、早く寝て朝は日の出るのを待ってから起き、じかに冬の寒さに当たらないように体を温め、過労して汗をかかないようにする。

二千年以上前の本に書かれている事が現在を生きる私達にも同じように繋がってきます。
昔の人はどうやって調べたんでしょうか⁇
不思議だし、面白いですよね〜!

早寝早起きが良いのは秋ですよ♪
冬はゆっくりの方が身体は嬉しいのです^ ^
遅刻は大変ですが、お休みの日等はゆっくり起きる日も作ってみてくださいね!

[治療家 鈴木綾佳]

お正月休みの間に咲いてくれたみたいです^ ^
待合にいてるので見てあげて下さいね♪

明けましておめでとうございます。
決意新たに今年も精進していきたいと思います!
今年もよろしくお願い致します。
鈴木綾佳