二十四節気 小満 ◇暑い日も健やかに◇

鍼灸大仙堂のブログへようこそ。

5月6日に立夏を迎え、本日5月21日には次の節気「小満」となりました。「小満」とは、いのちが、次第に満ち満ちていくころのこと。草木も花々も、鳥も虫も獣も人も、日を浴びて輝く季節です。

気温が夏日となる日もちらほらでてきて(早すぎないか??)、着るものにもちょっと悩ましい時期です。

本格的な夏に向けて、自然界も人も、陽気が高まっていく時期!五臓(肝・心・脾・肺・腎)でいえば、「心」は陽に属し、「火の臓腑」とも言われています。暑い時期に「心」の養生はとても大切です。

私事ですが、「心」に関わる症例をご紹介します。

先週のことですが、夜、お布団に入って寝ようとしても全く眠れず、悶々として、身体を動かしたり、水を飲んでみたり、「3分で眠れる」という曲を聴いてみたり・・・。それでも、どうでも眠れず、朝4時頃から1時間だけ眠って大仙堂へ。

たった1時間しか眠っていないのに、翌日も全く眠くならず、高揚感マックスでした。例えて言うなら、ハエ男ならぬハエ女でしょうか。1986年に公開された「ザ・フライ」をご存じでしょうか。あの強烈な印象が蘇ってきました。

その日に山本先生に鍼治療をしていただいて、おかげさまで2日目の夜にはぐっすり眠ることができました。ただ、なぜ、こうなったかは原因が全くわかりませんでした。

ぐっすり眠った後によーく思い出してみると、ありました!原因が!

眠れなくなった日のランチでめちゃくちゃ辛いものを食べたのでした。細かく刻んだトウガラシが山盛り入ったガパオライスにトムヤムクンスープ。辛さで顔や頭から「火」を噴きそうになりながら、また、激辛の刺激で舌が痛くなりながら完食したのでした。

トウガラシは新陳代謝を促し、東洋医学で言えば「気滞血瘀」に良いとされています。ただし、身体に熱がこもっている人には適しません。熱を助長してしまうんですね。

元々、熱体質の私が、暑さが出てきた時期に辛いものを大量に摂取したことで、「心」に熱があふれて、良質な睡眠を保つ役割をもつ「心」のバランスをくずしたものと考えられます。

トウガラシも適量なら気血の流れを促してくれるでしょうが、熱体質の人が度を超えて摂取すると悪い方向に働いてしまうということですね。

本格的な夏に向けて、熱体質でなくても熱がこもりやすくなりますので、適度な運動をして汗で熱をだしたり、心をゆったりさせるようなリラックス時間も大切してくださいね。

【治療家:熊本 和】

枝豆

二十四節気 穀雨

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本日4月20日より二十四節気の暦では「穀雨」に入ります。

春の温かい雨が大地を潤し、穀物の成長を助けてくれる時期です。戸外を歩いていると、昨日の雨で植物や木々の輝きが一層増しているように感じました。農業をされている方は忙しくなる時期でしょうね。また、お庭がある方は雑草との戦いの時期でしょうか。

今年は5月5日までが穀雨となり、立春から始まった春の季節も終わりとなります。春の最後のシーズンを五感(目、耳、鼻、舌、皮膚)で感じながら、過ごしていきたいと思います。

【目・耳・鼻】

【舌・目・鼻】

大仙堂の帰りにランチ。なんとその名は「二十四節気 健康定食」でした。この時期に旬のアジがメイン。

【皮膚・目・舌・鼻・耳】

この時期、ご家庭で花や野菜を育ててみるのもいいですね。上記でご紹介した枝豆は、植木鉢でも簡単に育てることができて、収穫して食べることもできます♪日に日に成長していく様子を眺めるのはとっても楽しいですよ。オススメです!

昨年秋に収穫した枝豆を食べずに、乾燥させて今年用の種にしているものが手元にあります。もし、「育ててみたい!!」「食べてみたい!!」と思われる方には、先着10名の方々に差し上げたいと思っています。ご希望の方は大仙堂受付にて「枝豆の種希望!」と熊本宛に伝言をしてくださいね。

いい季節、五感をフル稼働させてお元気でお過ごしくださいね。

【治療家:熊本 和】

ps.昨年は5人の方に育てていただき、4人の方は大成功でした。お一人の方は残念ながら鹿に食べられて全滅してしまったそうです。

二十四節気 春分

2023.3.21 百舌鳥駅 大寒桜

春分の日「自然をたたえ、生物をいつくしむ」です。

二十四節気の第4番目。

よく昼の長さと夜の長さがほぼ等しくなるとされるが、実際には昼の方が14分ほど長い(日本の場合)そうです。

と言っても今日の大阪は天候が良くない為、分かにりくそうですね(・・;)

春は、全ての生き物が活動を始める季節です。私たちの体も、大地から芽が出るごとく、新陳代謝が活発になってきています。

冬の寒い時期に滞ってしまった余分なものを排泄し、新しいエネルギーを充電して本格的な活動に備えるのです。

その代謝を促す代表的な食べ物が、春の野草です。

野草には、固い大地をけやぶるエネルギーが宿っています。体の隅々までその強力なパワーがかけめぐり、余分なものを分解・排泄してくれます。

メニューは『キンパ、トック、チャプチェ』です☺︎

先日、大仙堂の先生方に料理を教えてもらいました♪

鈴木はまだまだ作業がゆっくりです☺️

話すと手が止まったり、写真を撮るより目の前のことに必死なのですが、皆さんは同時に色んな事ができるんですね🤣

流石ですね〜✨

みんなで楽しく作って、たくさん食べて、あっという間の一日でした(*^◯^*)

教えてもらったことはちゃんと復習の為に作らないとですね😋

治療家 鈴木綾佳

二十四節気 啓蟄

こんにちは。

大仙堂治療家の鄭です♪♪

日中の寒さが和らぎ、少しずつ暖かさも感じられるようになってきました。

3月6日から二十四節気の啓蟄(けいちつ)。

啓蟄とは、寒さが緩んで春の陽気になってきたことで、土の中から虫たちが動き出す季節のことを指します。「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごもりをしている虫、のことです。

私たちの体も大地から芽が出るごとく、新陳代謝が活発になってきます。そうすることで、冬の寒い時期にとどこおってしまった脂肪や古い塩分を排泄しようとします。東洋医学では「発散」「解毒(デトックス)」を心がけることが養生のポイントとなります。

春が旬の野菜(山菜類)の特徴は「苦味」

苦みのある食材には、不要な老廃物や毒素を体外へ排出する「解毒(デトックス)」作用があります。

で、私が子どもの頃のお話になりますが、毎年、山菜狩りに行っていました。地域の人の集まりで、子どもからお年寄りまで大人数で行った記憶があります。わらびやぜんまい、ふき、うど、とど、せり、ふきのとう、たらの芽など。朝から山の中を探し回りました。特にわらびは年間通して法事で使うので、皆、必死!普段、足や腰が痛いと言っていた祖母もなぜかこの日だけは誰よりも速く山を登っていました(笑)。帰宅後は山菜の下処理。指先を真っ黒にしながら作業していました。

と、思い出話をしたかったわけではなく。東洋医学に出会い、より、旬のものってすごいなと思うようになりました。誰が教えるわけでもなくその時期が来たら土から芽を出し、それを頂くと体にもよくって。自然と植物も動物もつながっている神秘なパワーを改めて感じています!そして、これからもありがた~く頂きたいと思います(結局、食べることが好きなんです^^)

今回、写真がなく文字だけになってしまいました。読みにくかったら申し訳ありません。

それでは今日はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございました。

大仙堂治療家 鄭 令子

二十四節気 雨水

雨水(うすい)は二十四節気の2番目です。

「雪が雨に変わり、草木が芽吹き始める」という意味ですが、2月というとまだまだ厳しい寒さが続いており、雪が降り積もる地域もあります。

このころから雪は雨に変わり、徐々に暖かくなる兆しが見え、春に近づいていく時期でもあるのです。

そうしたことからも、雨水は農耕の準備を始める目安とされてきました。春一番が吹き、ウグイスの鳴き声が聞こえ始まる地域もあります。

また雨水にお雛様を飾れば良縁に恵まれるとされていますが、お雛様を出す明確なルールは決まって無いらしいです(*^◯^*)

毎年この時期は家族の誕生日お祝いも兼ねて日頃行かないところへと出かけております♪

今年はホテルニューオータニのいちご狩りへ行ってきました🍓

ブュッフェとか全部美味しそうに見えるので、食べ過ぎる事が多いのですが…美味しく食べれるのが1番だと思える様になりました😋

去年より少しは成長しましたね🤣

治療家 鈴木綾佳