すべり台目線。

e (30)
子どもが四人もいると
私のからだが
すべり台になる事が
たまにある

すべりまくる娘たち
何回も腹から足の上を
すべり落ちる娘たち

公園のすべり台の
気持ちはきっと
こんなんだろうか

うん
なかなか、わるくない

やまかつ

直線への違和感。

e (25)
雲のうごめき
木々のまるみ
経絡との会話

自然の曲線とは
一本の腺ではなく
面でありゆらぎ

目の前に見える
その向こう側に
無条件に拡がる
スタートがあり

同時に奥底へと
沈むその場所が
ゴールへと繋がる

やまかつ

比べることの中に。

写真 (56)
娘の小学校の運動会

何百台ものカメラのレンズが
一斉にグラウンドに注がれる

お父さん お母さんは
「自分の子供」を撮影し
他の子供は見えていない

他の子供と比べることなく
自分の子供に必死になる

AとBを比べて選ぶ
陰陽分別の世界ではなく
気一元の世界がそこにはある

誰もが我が子が一番なのです

やまかつ

目線を変える。

e (19)
いつも何気なく見ている
真正面からの景色と比べ
横から観るそれとの違い

切り口が色々ある事を
頭では理解していたつもりだが
ガツンと身体で感じると
違いのデカさに愕然とする

今までの景色も本質ではあるが
今、初めて観るそれも本質

患者さんが教えてくれる
何気ない景色が教えてくれる

完全の中の不完全

やまかつ

考えるキッカケ。

写真 2 (8)
自分とは違う意見を聴く

反発心が生れると同時に
なるほどな、とも感じる

一切、外の者とは断絶するのか
一度、中に取り込んでみるのか

そこが、大きな分かれ目

一つ、考えるキッカケ
二つ、自分が拡がる予感
三つ、外と繋がる喜び

かけがえのない一滴だった

やまかつ