なんだかんだ東洋医学[陰陽の巻1]

こんにちは。
鍼灸大仙堂代表の山本克仁です。
東洋医学のことを、自由に思いつくままに綴っていきたいと思います。
(一社)北辰会の正式な見解ではない場合もありますのでご注意下さい。

では、参りましょう。
初回は〝陰と陽〟について。

皆さんは陰と陽に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
陰:暗い、静か、冬、、、
陽:明るい、賑やか、夏、、、
まさかの、いきなり陰陽師!?をイメージする人はかなりマニアックな方ですよ。
  
英語表記では「yin and yang」です。
なんか、カッコイイ。

WHOの定義では
「自然のあらゆる事象にみられる、二つの相反し、相補的で、相関する宇宙の作用を概括的に表現した用語。絶え間ない陰と陽の運動があらゆる変化を引き起こす。」
とあります。なんか、難しそう。。。

分かり易く説明しますと、二つあります。
まず一つ。
陰と陽は、常に変化し続けている状態である、ということです。
固定的な静止画ではなく、動き続けている動画
と捉えて頂くと理解しやすいと思います。

で、もう一つ。
陰と陽は、常に相対的である、ということです。
世の中には、絶対的な陰、絶対的な陽というのは存在しません。

暗さや静けさも、明るさや賑やかさがあるからこそ感じることができますし、
同じ暗さや静けさが永遠に続くことはなく、僅かでも常に変化し続けているわけですね。

ここからが、どんどん楽しくなっていく所ですが、、、続く。

[鍼灸大仙堂代表 山本克仁]

鍼灸修業雑記(中国広州編①)

【中国広州編①】
 「鍼灸 大仙堂」の治療家 熊本 和(くまもと かず)です。
鍼灸による治療家をめざす者としては、鍼灸発祥の地、中国の鍼灸治療を一度は見ておきたいということで、広州中医薬大学の国際学院と附属病院で研修を受けてきました。
広州中医薬大学付属病院は一日一万人が受診するという大規模な病院でした。中医学と西洋医学両方の科があり、薬局も中薬房と西薬房がそれぞれ同じ規模で設置されていました。
中医学の外来では日本では見たことがない生きた蜂の針を使った「蜂針」を始め、針を真っ赤になるまで焼いて使う「火針」や「吸角」「金三針」「推拿」「耳針」等、いろんな手技を専門とする科があり、患者さんの希望と病状に合った方法が選ばれて治療されていました。患者さんは赤ちゃんから年寄りまで、病状も運動器疾患から脳卒中まで様々でした。入院している脳卒中の患者さんは同病院で西洋医学の科で手術を受け、その後中医学専門病棟で鍼灸治療を受けているという方もたくさんいらっしゃいました。
 帰国してから、学んだことを身につけるために学校のクラブ活動(中医研究会)の中で火針や吸角の練習を部員同士でやりました。ちなみに鍼灸大仙堂では火針、吸角はもちろん蜂針による治療は行っていませんのであしからずご了承くださいね。[治療家 熊本和](つづく)

今週のお花 その四

みなさんこんにちは
毎週木曜日の昼下がり
今週のお花の時間がやって参りました

今週のお花は…

りんどう
トルコキキョウ
スプレーバラ
セダム
あじさい
スモークグラス
アスパラ
てまり草
利休草

青いきれいな花を咲かせるりんどう
その根っこは漢方薬として用いられていて
竜胆(りゅうたん)と呼ばれます
竜の胆…
きれいな花とは結び付かない
男前な名前ですね

さてさて、秋雨前線真っ只中
気温は下がり湿度は上がり
雨降りな毎日
明らかにすこし前とはちがう空模様
人間はどうしたって
自然界の影響を受けるので
自然界が不安定な季節の変わり目は
すこし体調の変化にも気を配りたいものです

[治療家 米田友紀]

鍼灸修業雑記(フロリダ州編③)

【アメリカ フロリダ州編③】
 「鍼灸 大仙堂」の治療家 熊本 和(くまもと かず)です。
 フロリダでは、毎日、授業を受けたりクリニックなどで臨床現場の見学をしたりと忙しく過ごしました。英語の通訳の方がついてくれていましたが、母国語でない言葉の中で過ごすのは結構ハードでした。
 ということで、フロリダ研修の最終日はオフでディズニーを堪能してきました。
日本のディズニーランドにも数えるほどしか行ったことがなく、いろんな動物のキャラクターの名前(リスとか犬とか。。。)も覚えられない私ですが、存分に楽しめましたよ。
朝の開園時間に合わせて、朝一で張り切ってでかけましたが、なんと朝の園内はガラガラ~。
日本人は朝一でできるだけ早く行って、段取り良く各アトラクションの入場予約をして…と忙しく過ごす方が多いと思います。アメリカの方々はあまり朝早くから出かけてということはなく自分のペースでゆったり過ごされているのが印象的でした。一つのアトラクションが終わって、「さあ次!」と急いで移動しているのはほぼ日本人だったかも。そういえば町の美術館なども午後から開場のところがほとんどでした。
こんな過ごし方の違いもお体の状態に表れているかもしれませんね。
ふだん忙しく働き生活していても、オフの時間はゆったり過ごす、これ大事ですね。
[治療家 熊本和] (次回は中国広州編です。お楽しみに!)

二十四節気 ☆処暑☆

処暑(しょしょ)とは
二十四節気の1つで14番目。2019年は8月23日の今日が処暑です。

「暑さが終わる」という意味です。
まだまだ昼間は暑い日が続きますが、朝夕には涼しい風が吹き渡き始め、夜には窓の外からはコオロギや鈴虫の声が聞こえてきます。

また、この頃は台風が上陸しやすい時期だとも言われています。
そろそろ収穫を迎える農家さんにとっては農作物の被害が気になる時期でもあるのです。

関西の夏の終わりの風物詩「地蔵盆」
子どもを守る仏様であるお地蔵様に感謝し、子どもたちの無事な成長を祈る行事です。

地蔵盆は全国的なものだと今日まで思ってたが、どうやら関西中心の行事みたいです。

秋の訪れとともに、夏の疲れが出てきます。

少しずつ秋の味覚もスーパーで並び始めます。
時にはシャワーだけでなく、湯船にもゆっくり浸かって、体の体調をきちんと整えておきましょう。

[治療家 鈴木綾佳]