「コロンビア」と「ブラジル」の生豆焙煎&飲み比べ

珈琲クラスin鍼灸大仙堂 3回目を12月11日(水)に開催!

前半はコーヒー豆の品種や生産地のこと、生豆をどうやって取り出すか、また各品種の品質基準について学びました。


後半の焙煎実習では南米で生産されているアラビカ種の2種類の生豆、

  「コロンビア・ナリーニョ・スプレモ」
  「ブラジル・サントス・ジュヌイーヌ・ブルボン」

を焙煎⇒ミル⇒ドリップ⇒飲み比べをしました。

コーヒー豆はコーヒーの木になる実の種!果物の種なんですね。
下の写真は、大阪のとあるビルの一室で育てられているコーヒーの木。

グリーンの実をつけています。この実が真っ赤に熟したときに手で摘み取り、
果肉を取り除いてコーヒーの生豆になるんですよ。

果肉の取り除き方は水で洗い流すか、日光にさらすかなんですが、今回の実習で使ったコロンビアは水洗式、ブラジルは乾燥式です。

参加した皆さん、実習中は「それぞれどう違うのか」「美味しく焙煎するには」「美味しくドリップするには」と、とっても真剣な眼差しで取り組まれていました。

そしてコロンビア、ブラジルの飲み比べをし、さらに、それぞれを好きな割合でブレンドして飲んでいただきました。

♪参加されたかたのご感想 アンケートより一部抜粋♪
・回を重ねるごとに味の違いを実感できて嬉しい!
・ブラジル:コロンビア=2:1が好みの味でした。
・ブレンドの割合が違うと全く味が変わり面白い。
・子供たちも楽しんでくれそうで、家でも試してみたい。

今回もありがとうございました!

次回は2020年1月8日(水)の開催です。
現時点で満席となっております。空きがあれば参加したいなーとお考えの方は受付までお申し出くださいね。
[治療家&コーヒーインストラクター 熊本 和]

コーヒータイムのお菓子の写真は撮り忘れ。外袋の写真で失礼します(汗)
風月堂の 「キャラメルティサンドウイッチクッキー 」。結構、好評でしたよ。

鍼灸修業雑記(台湾高雄編)

2年前の夏に大阪漢方鍼灸医学セミナー主催の台湾・高雄・中医学研修に参加しました。 参加される先生方の診療の合間をぬって3泊4日という短期集中型の研修会でした。
7月31日の午前便で関空から台湾に向けて飛び立つ予定でしたが、なんと出発日の直前に台風が台湾直撃となり、日本から飛び立つ予定の飛行機がまだ台湾に停留中とのこと。 結局初日は一日の大半を関空で過ごし、航空会社からの遅延対応のミールクーポンを使って日航ホテルのバイキングを食べたり、リラックスできるソファを探して休憩したり、関空のことを知り尽くして、ようやく深夜に台湾・高雄のホテルに到着となりました。

そんなハプニングもありましたが、残り3日間は濃厚な時間でした!
医療施設2か所と鍼灸用具店や医療器具店、漢方薬店など次々と訪問し大忙しでした。
◆高雄市立中医医院◆
中医学や東洋医学に対する患者の強い要望や中医師団体の運動によって、1983年に台湾で初めて設立された公立の中医学診療専門の病院だそうです。中医内科、中医小児科、中医婦人科、針灸科、骨傷科があり、中医薬剤部では患者の要望に応じて煎じ薬をだしています。

高雄市立大同医院(ベッド数301)の3階のフロア全てが高雄市立中医医院。
高雄市立中医医院の薬剤部で煎じ薬が処方されているところ。美しいなあと感じました♪


◆大愛中医診所◆
個人経営の中医学を主体とした診療所でこちらも中医内科、中医婦人科、中医小児科、針灸科、筋骨傷科があり、隣の建物には経絡推拿の施術も受けられるようになっています。
私は推拿を受療体験しましたが、私にとってかなり強刺激で「痛い!」「痛い!」の連発でした。推拿の先生がおっしゃるには「痛く感じるのは運動不足で筋肉に栄養がいっていないから」。とほほ。ご指摘のとおりでございます。不思議と翌日は揉み返しなく楽にすごせました♪

鍼の先が刀の形をしている「小針刀」治療を受けたり、体質に合せた漢方処方を受けた先生方もいらっしゃいました。
治療に使われている鍼。

台湾では生活の中に漢方や鍼灸が自然と根をはっているということが印象的でした。赤ちゃんから子供、思春期と成長していく過程で、その時の体の状態に合った漢方薬を親が用意するそうです。「病気になったから薬で抑える」のではなく、成長をサポートするという視点で利用されているところがいいなあと思いました。
日本でも東洋医学をうまく生活の中に取り入れていただけますようにと願っています。

  
フロリダ、広州、台湾と修業の旅をしましたが、さてさて、次は何処へ・・・。
また、いつか修業雑記を投稿できたらと思います。
お読みいただいてありがとうございます。
[治療家 熊本 和]

街の漢方薬局。ここで大棗(なつめ)や枸杞子を購入しました。とても品質がよかったですよ。
下段のものは、のどの症状によいらしいです。味見をしましたが、どれも美味しくいただけました。

番外編
研修の「合間」をぬって食べたもの、見たもの、食べたもの。その中から美しいなあと感じたものをほんの一部ご紹介します♪

台湾に到着後も雨続きでしたが、雨の風景も美しい。
点心も芸術!
鮮やかな緑が美しい!栄養満点って感じ。
初めて口にした果物、ドラゴンフルーツ。とっても美味しかったですよ。
お寺の飾り屋根で休憩中の雀。

珈琲クラスin鍼灸大仙堂2回目も盛り上がりました♪

11月13日(水)の午後、珈琲クラスin鍼灸大仙堂2回目を開催しました。
今回のテーマは「コーヒーは生鮮食品」。

この写真を見てください!

コーヒーの生豆を半日くらい水につけたところ。

にょきっと豆からでているのは、根っこです!
そう、焙煎する前のコーヒーの生豆はコーヒーの実「コーヒーチェリー」の種なんですよ。この根がでた豆を植えて育てるとコーヒーの木が育ちます。すごいですね!

この生きている豆を焙煎していただくコーヒー。
どうすれば美味しくいただけるか楽しく実習しながら学んでいます。

ひとりひとりが①生豆焙煎⇒②ミル⇒③ドリップをすべてを体験します♪
この写真は焙煎している様子。
ドリップ中①♪楽しそうな笑顔♪
ドリップ中②♪「コーヒーが気になってカメラ目線は無理です~!」
今月のお菓子はインストラクター熊本が新大阪駅を物色して選んだ関西限定パブロダックワーズ(シナモンアップル味)。自分で焙煎したコーヒーといただくと格別なお味に~♪

今回も楽しんでいただけて良かったです。

次回は12月11日(水)14:30~の開催です。
ありがたいことにすでに満席となっております。珈琲クラスに興味がある方がいらっしゃいましたら大仙堂受付までお知らせください。空きがでた場合にご案内させていただきます。
[治療家&コーヒーインストラクター:熊本 和]

珈琲クラスin鍼灸大仙堂ってどんなの?

昨日、10月9日に珈琲クラス1回目を開催しました!

普段、珈琲の「生豆」を見る機会はなかなかないと思います。
このクラスでは生豆をご自分で焙煎していただき、新鮮で美味しく、からだにやさしい珈琲を楽しんでいただくというものです。

ちょっとだけクラスの様子をご紹介~♪

一人ずつ珈琲4杯分の生豆を焙煎体験!
とてもいい香りが漂い、うっとり。
  ↓
3分~5分程度で焙煎完了!
「案外、簡単にできるのね」
  ↓
焙煎したての豆を試食。
「なかなかイケル!」
  ↓
焙煎豆を挽いて、ドリップ。
香りやお湯を入れているときの状態を観察。
「なんか、いつものと違う!」
  ↓
試飲。
満足そうな笑顔いっぱい!!

珈琲クラス1期生の皆さん、とっても楽しそうであっという間の90分でした。

ここでクラスの様子の写真を一枚もとっていないことに気づいて、あわててパチリ。いい笑顔でしょう?

インストラクター熊本がデパ地下お菓子売り場を時間かけてチェックし選んだお菓子をご用意しています!今回は秋限定柿の和生菓子でした♪

珈琲クラスは今回を含め全7回開催していきます。 次回は「コーヒーは生鮮食品」と題して11月13日(水)14時から開催します。もちろん焙煎実習もありますよ。 今回は募集枠1名です。申し込んでいただいた方の中から抽選で決めさせていただきます。
[治療家:熊本 和]

鍼灸修業雑記(中国広州編③)


広州中医薬大学病院の外来問診室の看板には「治未病問診」と表示されていました。
二千年以上前に著された医学書『黄帝内経』に「聖人不治巳病、治未病」とあり、その意味は「名医は病気になってからの患者を治すのではなく、未だ病気になっていない人を治す」ということです。それは東洋医学の診方でみるからこそできること。そんな聖人の足元に少しでも近づきたい!

せっかく中国にきたので、中国の先生に鍼灸治療を志す者へのおススメの本を紹介してもらおうとお願いしました。中国語で書かれた本でも辞書をひきつつ勉強するくらいの心づもりでした。
 
そうすると、なんと!
 
「藤本蓮風先生の本を読みなさい。」と言われびっくり!!
 
まさに私が所属している北辰会の創始者であり代表(2019年現在、会長)のことではないですか。鍼灸大仙堂ではスタッフ全員が北辰会会員であり、北辰会の考え方に基づいた治療をしています。
日本国内の先生に言われるのではなく、鍼灸本場の中国の先生に勧めていただくとは!

これはもっともっと学び、頑張らねばと思った中国の研修の旅でした。

                      [治療家 熊本 和]