香炉。

写真 4
勢いよく泳ぎだし
ゆらゆらと姿を変え
浮かんでは消えていく

天へ向かう白煙
波紋のように拡がる香り
空気を鎮める重量感

上へ昇り 横に拡がり
そして下に降りる

決して強引ではなく
静かに混ざり浸透する

場の変容への敬い
呼吸を合わせ火を灯す

やまかつ

土台。

写真 1 (2)
生まれつき、鍼医者の私ですが

現場外の仕事も次々と舞い込み
せっせと毎日パソコンの前で
カチカチやる時間も長いのです

キーボードを中指で押すことも
夜通し原稿を作ることも
今、この道を歩くことも
ひとつ、呼吸することも
全てはひとつながりの中
最中なんだと、つくづく感じます

それが、私たちの土台となり
結果、患者さんの土台となる

全てはひとつながりの中

やまかつ

本年も宜しくお願い致しまする。

写真 (33)
さぁ、はじまりました 2015年
おわってしまいました 2014年

右足を出して 一歩
左足を出して 二歩

息をすってみました スゥー
息をはいてみました ハァー

右から左へ流れるかのような
後から前へ進んでるかのような
でも、本当はどこにも動いてはいなくて
私たち其々が中心に世界が動いているとしたら

今、ここで呼吸をすることさえ
サイコーの気分になれる

あけましておめでとうございまする

やまかつ

お師匠さま。

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今年も最後の最後まで
鍼をさせて頂きました。
沢山の患者さんに来て頂き
本当にありがたいことです。

最後の最後まで
患者さんに色々と教わりました。
ありがたいことです。

患者さんはお師匠さまです。
患者さんこそがお師匠さまです。

お師匠さまたち。
来年も何卒宜しくお願い致しますです。

やまかつ

樹齢三千年。

山②
ピンと張りつめた空気の中
圧倒的な存在感と
静かなたたずまい

枝と枝が絡み合う樹形
少し見ただけでは生きているのか
枯れているのかさえ定かでない

人が描く概念や想像すらも隔たりのある時の流れ
自然のまま あるべき姿のまま
そこに立っていた

三千年生きるとは
こういうことなんだと感じる

やまかつ