少数穴治療とは

  • どのような病でも、治療をする場所は一ヶ所(多くても二〜三ヶ所)。
  • 主訴患部ではなく、病の根幹である気の歪み・停滞に対して治療。
  • 逆に一ヶ所に絞るため、じっくり問診、丁寧に身体を診ることが必要。
  • 北辰会方式の特徴の一つ。

①内なる力を利用する

陰陽差の大きいツボを使うことで、気が分散されることなく一方向に大きく動き、停滞や歪みを解きほぐします。
また、治療家の気を注入するのではなく、患者さんの偏った気を動かすため、身体への負担を最小限に留めます。

②治療後、反芻できる

その一本の鍼が本当に最善であったのか。
治療後の様々な変化から読み取り、論理的に分析致します。
一つ一つのツボの効能が明確になり、東洋医学的な診断と治療の相関性を検証しやすくなります。更に、その情報を他者と共有することで、東洋医学を医療として、学問として確立致します。