己に克つ。

写真 2 (2)
時の変容の中 自問自答
競争好きな自分を見つけた

常に他者と自分とを比較
相手を否定することで
自分を肯定 安心していた

ひとり ひとりになり
また静かに見つける
これからは自分との約束

誰も見ていない
誰も邪魔しない
誰も指摘しない

これが一番難しく
これが一番楽しく
自分らしく息ができる

やまかつ

機械化。

ミナミのビル
より良い生活の為
合理的、機能性を目指し
どんどん便利になる反面

大いなる自然を破壊し
結果的に心身が窮屈に
なっているのも現実

機械を使うはずの
人間が機械に使われ
机に長時間向かい
機械化している現実

何処に向かい 何を求めるのか
大きな分岐点が目の前に

選択の自由は誰にでもある

やまかつ

守破離の守。

写真 1 (4)
「型にハマる」とは
小さな枠に押し込まれ
不自由になる事ではなく

悠久の歴史に支えられた
伝統を真に継承し遺す事

その己よりも大きな器に
合わせ 伸ばし 拡がる事
自分の可能性を超える事

型を破るのはその後だ

勘違いして己を過大評価し
自由が欲しいと叫び飛ぶ
それは単なる型なしだ

やまかつ

モクモクの雲。

うろこ雲
目に見えない気圧の変化
眼前に拡がるモクモクの雲

時においしそうなパンのように
時にうっすらと綿花のように

その影は優しさを運び
その雨はいのちの源
人々の過ちに雷で鎮める

それはまるで私たちの心
あれこれと常に移り変わり
目に見える変化として現れる

天地間に存在す 生命のルール

やまかつ

名づける。

写真 2 (3)
子供がうまれる前

無条件の高揚感とともに
名づけの義務がやってきた

小さな命の無意識化でなされる
他の存在との比較作業

様々な感情が入りまじり
うまれ出る 色 音 動き

相反するようでそれは同一

そんな親の心情など知る由もない

大きな命がうまれようとしていた

やまかつ