二十四節気 秋分

9月23日。二十四節気で「秋分」に入りました。立秋(8月8日~)から始まった秋の季節のちょうど真ん中にあたります。立秋以降、とても暑い日が続き、ずっと夏のままではないかと思うほどでした。そんな秋の始まりでしたが、ようやく昨日9月23日は爽やかに空気が流れる秋を感じるようになり一息つけそうですね。

秋分の日は昼と夜がだいたい半分ずつになる頃。陰と陽が平衡を保っていると考えられ、卵も立つほどバランスがとれているとのこと。中国では卵に絵を描いて飾るそうですよ。

秋は自然界が乾燥しやすくなり、体もその影響を受けやすくなります。五臓で言えば特に肺が秋の乾燥の影響を受けやすいです。肺と関係の深い鼻、のど、皮膚などに症状がでることもあります。からだを冷やしすぎず、かつ、潤すことが大事になってきます。2年前に担当したブログでもご紹介しましたが、私のオススメは梨!

生姜・黒胡椒(ホール)・水で煮ると、これまたスパイスのさわやかな辛みと梨の自然な甘味でとっても美味しくなります。

そんな爽やかな秋分の日に、大仙堂では全員集まって大掃除をしました。たくさんのベッドや小物を運び出し、壁は塩水で拭き上げ、床は蜜蠟ワックスがけ。扇風機は解体して水洗いetc

大掃除で大仙堂の空気がよりサラサラ流れるようになりました!患者様のお役に立てますように💖

大掃除の後はお楽しみ「深清鮓のあなご寿司」♪来年も頑張ります!!!【治療家:熊本 和】

This week’s flowers 20230824

今週のお花をご紹介します!

撮影は今回も池田玲子先生。

・トルコキキョウ・クレマチス・スターオブビリオン・ベビーハンズ・ヒヨドリ草

ヒヨドリ草は写真2枚目の白とピンクのトルコキキョウの間で白い細かな花が集まって咲いている花です。名前の由来はヒヨドリが鳴く頃に開花することから、この和名になったそうです。

ヒヨドリの幼鳥はこんな感じです。

2年前のちょうど今頃に私の家のベランダで出会いました。きっと飛ぶ練習をしながら休憩していたんでしょうね。近寄って写真を撮っても逃げずに、鳴いて親鳥を呼んでいる風でした。可愛かったな~。

さて、春に枝豆を育ててくださる方をこのブログで募集したところ、11人の方が育ててくださっています。最近、「大きくなりました!」とか「花をつけています!」とかお声掛けいただき嬉しい限りです。

昨年、私が育てていた枝豆のちょうど今頃の写真が出てきましたのでご紹介します。

スーパーでは既に枝豆が収穫され販売されていますが、この種類の枝豆は今頃に花が咲いて、9月末ごろに豆が膨らんでから収穫し、10月の神社のお祭りでお供えするらしいです。収穫まで1か月以上ありますので、まだ豆ができていなくても心配しないでくださいね。

ちなみに・・・、今年、私が植えた枝豆は順調に育っていたのですが、7月に隣の畝の方が草と間違って刈り取ってしまわれました(涙) めげずに、来年も植えたいと思います!!

ほんの少し秋の気配もありながら、まだまだ暑いですね。どうぞお元気にお過ごしくださいね。【治療家:熊本 和】

This week’s flowers 20230720

こんにちは!

今日も今週のお花が届きました。

パッと目に飛び込んでくる鮮やかな赤色の房状の花。「アマランサス」です。食いしん坊系鍼灸師2号の私は「アマランサス」と聞けば、「食品売り場で見かけた雑穀??食べ物??」と思いました。調べてみると、アマランサスの花の種子がスーパーフードとして人気だそうですよ。

紀元前より古代アステカなので主食として栽培されてきて、日本には江戸時代に観賞用として取り入れられたそうです。グルテンフリーでアレルゲンが少ないそうで、味はほぼ無味。でも、食感が魚卵のプチプチ感に似ているそうで、スープ、サラダにもおすすめ。乾煎りしてふりかけにも!

大仙堂に飾っているお花は観賞用なので、スーパーで食用のアマランサスの種子を買って試してみたいと思います♪

アマランサス以外の花は、☆ヒマワリ、☆ミニバラ、☆フロックス、☆カーネーション、☆スカビオサ、☆ベビーハンズとお花屋さんのメモに書いてありましたが、もうひとつ黄色い花を咲かせている☆ブプレリウムも!

ご来院の際は、お近くでご覧くださいね。

ところで、先日7月15日に鍼灸大仙堂代表の山本克仁先生が毎日放送の「Catch!!」に出演されました。私もリアルで番組を視聴いたしました。

「症状を治すこと自体が治療ではなく、患者さん自身がそもそも何をやりたいかが大事」

「今後はこれを後世に伝えて残すのが義務」

私自身も治療家として患者さんを治療をさせていただくことによって、「この治療を受けて良かった」と感じていただけること、その積み重ねがこの医学を後世に伝えていくことにつながるよう願っています。

番組のアーカイブ動画は大仙堂のInstagramのハイライトに掲載しております。

https://www.instagram.com/daisendou/

暑い日が続いています。うまく調整してお元気でお過ごしくださいね。

【治療家:熊本 和】

二十四節気 夏至 ◇暑い日も健やかに(その2)◇ 

6月中旬以降、大阪の最高気温は30度前後を推移。湿気も多いし、爽やかに過ごすのも一苦労。ですよね?

明日、6月21日は二十四節気で「夏至」に入ります。一年で一番、日が長くなります。そして、同時に梅雨真っ只中。稲や作物、植物はスクスク育つ時期でもあります。

私が借りている小さな畑の植物の成長も著しいものがあります。

草むらには蚊もいます(涙)

大根や枝豆を植えて、しばらく行かないうちに小さな畑は草ぼうぼうになっていました。植えた作物は草に隠されて、全く見えません。

30℃近い真昼間に鎌を使って草刈りをしました。暑いし、湿度が高いし、大汗だくだくで頑張りました!所要時間30分くらい。

慣れない草刈りは自分の畝だけで限界でした。

草刈り後の小さな畑はスッキリ!大根は大きさ様々なものを10本以上収穫。枝豆だけを残しました。

9月末が収穫時期なのに、もう枝豆のサヤができて膨らみつつあります。早い!!

この草刈りの後が大変でした。サブタイトル◇暑い日も健やかに(その2)◇へ・・・!

30℃近い気温と太陽の元、慣れない作業をして大汗をかき、ふらふらになってしまいました。顔は真っ赤になり、熱がこもっていて、熱中症のちょっと手前な感じ。

すぐにエアコンの冷風で体を冷やし、氷入りの水をグラス2杯飲みました。そうこうしているうちに、腹痛がおこり下しました。これを2回も繰り返しました。

この現象を東洋医学的に考えてみました。

まずプチ熱中症の症状がおきたのは、夏の時期に暑邪を受けて大汗とともに体の陰分が出てしまい、余計に体をクールダウンできず、体の中にこもった熱が上に上がり、顔面紅潮、口が渇き、ふらふらとなる。

そして、一気にエアコンの冷風と冷たい飲み物で体を冷やしてしまい、一時的に脾臓の働きが弱り、水分代謝ができなくなり、下すに至る。

気候やヒトが身をおく環境によって五臓のバランスを崩す原因となることがあります。体の外からの病因としては、風・寒・湿・燥・火と6種類の邪があります。今の時期は暑邪もあるし、梅雨時で湿気が多く湿邪も受けやすいです。脾臓は湿邪が苦手なので、日頃からの養生も大切です。そのことは池田先生のブログ(←クリック)でみてくださいね。

◇暑い日も健やかに◇(その1)はこちら(←クリック)をみてくださいね。

では、では、「夏」もあと半分。ますます熱くなりますが、体をうまく慣らして健やかにすごしていきましょう!お読みいただきありがとうございました。

街路樹のヤマモモ。

【治療家:熊本 和】

二十四節気 小満 ◇暑い日も健やかに◇

鍼灸大仙堂のブログへようこそ。

5月6日に立夏を迎え、本日5月21日には次の節気「小満」となりました。「小満」とは、いのちが、次第に満ち満ちていくころのこと。草木も花々も、鳥も虫も獣も人も、日を浴びて輝く季節です。

気温が夏日となる日もちらほらでてきて(早すぎないか??)、着るものにもちょっと悩ましい時期です。

本格的な夏に向けて、自然界も人も、陽気が高まっていく時期!五臓(肝・心・脾・肺・腎)でいえば、「心」は陽に属し、「火の臓腑」とも言われています。暑い時期に「心」の養生はとても大切です。

私事ですが、「心」に関わる症例をご紹介します。

先週のことですが、夜、お布団に入って寝ようとしても全く眠れず、悶々として、身体を動かしたり、水を飲んでみたり、「3分で眠れる」という曲を聴いてみたり・・・。それでも、どうでも眠れず、朝4時頃から1時間だけ眠って大仙堂へ。

たった1時間しか眠っていないのに、翌日も全く眠くならず、高揚感マックスでした。例えて言うなら、ハエ男ならぬハエ女でしょうか。1986年に公開された「ザ・フライ」をご存じでしょうか。あの強烈な印象が蘇ってきました。

その日に山本先生に鍼治療をしていただいて、おかげさまで2日目の夜にはぐっすり眠ることができました。ただ、なぜ、こうなったかは原因が全くわかりませんでした。

ぐっすり眠った後によーく思い出してみると、ありました!原因が!

眠れなくなった日のランチでめちゃくちゃ辛いものを食べたのでした。細かく刻んだトウガラシが山盛り入ったガパオライスにトムヤムクンスープ。辛さで顔や頭から「火」を噴きそうになりながら、また、激辛の刺激で舌が痛くなりながら完食したのでした。

トウガラシは新陳代謝を促し、東洋医学で言えば「気滞血瘀」に良いとされています。ただし、身体に熱がこもっている人には適しません。熱を助長してしまうんですね。

元々、熱体質の私が、暑さが出てきた時期に辛いものを大量に摂取したことで、「心」に熱があふれて、良質な睡眠を保つ役割をもつ「心」のバランスをくずしたものと考えられます。

トウガラシも適量なら気血の流れを促してくれるでしょうが、熱体質の人が度を超えて摂取すると悪い方向に働いてしまうということですね。

本格的な夏に向けて、熱体質でなくても熱がこもりやすくなりますので、適度な運動をして汗で熱をだしたり、心をゆったりさせるようなリラックス時間も大切してくださいね。

【治療家:熊本 和】

枝豆