対話。

写真2
シャッター越しに階段を見上げ
現実との境目をくぐり抜ける
一段一段 場の空気が変容し
体の軽さと重さが同時に出現

一歩中に入ると そこは異界
神棚に挨拶 全ての窓を開放
外部に拡がる世界を取り込む

香炉に火を灯し ゆっくり歩く
静かに息を吸い 息を吐く

床にも 壁にも 天井にも
何もないこの空間にも
囲われたこの場所に 命が宿る

やまかつ

あるがまま。

写真
息をするのも忘れ
我を忘れているその瞬間

空高く 地深く
身体が浮き上がるように
足が吸い込まれる

それは自分ではなく 何か
何かではなく それは空気
抑揚のない張りつめた空気
更に 透明感を増していく

身体がそう感じるからこそ
意識にも確かな変化が刻まれる

祈るということはそういうこと

やまかつ

土佐文旦みたいな仏さま。

写真
今、一番勉強させてくれる
常識の範囲を拡げてくれる
更に忍耐も強くしてくれる

伝説の土佐文旦の仏さま

あぁー
ありがたや
ありがたや

全然言うこと聞かへん
めちゃめちゃガンコ
長男は仏さまの真似ばかり

あぁー
ありがたや
ありがたや

やまかつ

イライラの毒。

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メチャクチャ
イライラする
ことがありました

自分の感情を
コントロール
しづらい程に
イライラしまくり

機嫌が物凄く悪く
周囲に気を遣わせている
自分にもイライラ

すると
朝の目覚めは悪く
胸の真ん中が痛い
首や肩が硬くなり

なぜか
車では信号に捕まりまくり
自分の靴紐に引っ掛かる
食べたいパンは売り切れる

周りに毒を振りまき
自分自身を痛めつけ
目の前の事象までも
そのようになる

アホな私を見つけたと同時に
また、同じことを繰り返す
更にアホな私を見つける

自分に、周りに、事象に
謝りまする

やまかつ

一粒の種。

写真 (99)
ゆっくりと時間をかけて
自分がしたいことが拡がる

口から出入りする呼吸
頭で繰り返される思考
日々の何気ない動き

私からあの人に伝わり
あの人からあっちの人へ
次々と次々とまかれる種

ひとつの種が花開くとき
あっちの人から私に還る
網の目のように繋がり拡がる

新しいこの一歩でさえ

やまかつ