なんだかんだ東洋医学[修行の巻3]

−想像を形にする力−

私が生まれ
鍼灸臨床家に至るまでの様々な気付き。
その、なんだかんだを綴っている第三弾!
今回のキーワードは−想像を形にする力−

三女の頭から飛び出てきた、お誕生日ケーキちゃん!

基本的に、視覚では捉えづらい
〝気〟を相手にしている私たち。

それでも、患者さんへの問診や
ツボに触れたり、脈を診たりしながら
東洋医学のルールに照らし合わせ
患者さんの〝気の状態〟を
なるべく正確に把握していきます。

そこで、あやふやなモノを
より、実態のあるモノへと
変換する能力が必要になってきます。

そう、
−想像を形にする力−です。
(シャレではありません)

頭の中で想像したものを
目の前に形として現わせる。

患者さんを治療する
ということは
例えてみると
お料理に似ているかもしれません。

この材料で、こんな味の
あんな料理を作りたいなー?

それなら
材料に何使う?
どうやって調理する?
切り方は?焼き方は?
味付けは?盛り付け方は?

で、できた料理はどう?
食べてみてどう?
想像した通りになってる?
何かが足りない?
逆に、何かを入れ過ぎた?
次はどうしたい?
そして、また想像する。

そうなんです。

より細部まで
頭の中で想像した状態を
目前に出現させるには
知識、技術、経験が必要です。

が、先ずは
何かを想像してみましょう!
なんとなく
ボヤーッと考えるのではなく
細部まで
細かく細かく想像することで
リアリティーが増してきます。

次に
何かを作ってみましょう!
絵を描いてもよし。
粘土で何か作ってもよし。
もちろん、お料理でも。

で、自分の想い通りのモノが
目の前にできあがったら
その時、更に良い鍼が
できるようになっているはず!

無形から有形に
−想像を形にする力−

コレ、鍼灸臨床家には必須です!


〜やまかつ こぼれ話〜
自宅で餃子を作った際
子どもたちと一緒に
餡を包む作業を任されまして

でも、
自分の想像した通りの
餃子が食べたい私は
別室に皮と餡を持ち込んで
一人黙々と包みまくっていたのですが

いざ、焼きに入った瞬間!?
子どもたちが想像し形にした
UFO餃子、きんちゃく餃子
中身はみ出し餃子と共に
オレの餃子がいっしょくたに。。

なんか
ちょっとだけ
悲しかったです。

[鍼灸大仙堂 代表 山本克仁]

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